サウナストーンとは?役割や種類、自宅サウナでの選び方を解説

サウナストーンは、ただストーブの上に積まれている飾りではなく、室温や熱の感じ方を左右する重要な要素の1つです。
室温が安定するかどうか、ロウリュでしっかり蒸気が立つかどうかなど、石の種類と状態でサウナの入り心地や気持ち良さが変わります。
今回は、サウナストーンの役割と種類、失敗しない選び方から、使ってはいけない石、交換時期の見極め方までをまとめて解説します。
コラムのポイント
- サウナストーンには、熱をためて放射熱に変える、ロウリュで水をかけて蒸気を生むなどさまざまな役割があります。
- 種類によって蓄熱性や耐久性が異なるため、お使いのストーブの対応仕様に合わせて選びましょう。
- 河原で拾った石など、使ってはいけないものもあります。安全のため必ずサウナ専用品を使いましょう。
サウナストーンとは|役割と種類

サウナストーンとは、サウナストーブ(ヒーター)の上に積んで使う専用の石のことです。
具体的な選び方を知る前に、サウナストーンの役割や種類を把握しておきましょう。
サウナストーンの3つの役割
サウナストーンは単なる飾りではなく、ストーブの熱をため込んで放出し、ロウリュの際には水を蒸気に変える役割を担っています。
※サウナストーンの3つの役割
| 役割 | 内容 |
| 熱を溜める(蓄熱) | ストーブの熱を石が吸収し、内部にため込みます。蓄熱の作用で、ドアを開け閉めしたときの室温をキープしやすくなります。 |
| 放射熱として返す | ストーブから受け取った熱を、サウナストーンが放射熱として放ちます。空気を温める対流熱と違い、放射熱は体に届きやすいのが特徴で、じんわり体が温まる感覚を得ることができます。 |
| 水をかけて蒸気を生む(ロウリュ) | 温められたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる入浴法、ロウリュにもサウナストーンが必要です。高温の石に触れた水が一気に気化して湿度が上がり、同じ室温でもぐっと熱く感じられます。 |
サウナストーンと言えばロウリュのイメージが強いですが、上記のように室温のキープや放射熱でじんわり体を温める役割もあります。
ロウリュの詳しい内容についてはこちらのコラムもご覧ください。
〈関連コラム〉
家庭用サウナはロウリュタイプがおすすめ!2人用のロウリュサウナを紹介
同じ出力のストーブでも、石の種類や状態が違えば体感は別物になります。
サウナストーンの主な種類
サウナストーンには天然石と人工石があり、性質が異なります。
代表的な種類を比べてみましょう。
| 種類 | 蓄熱性 | 耐久性 | 価格 | 入手しやすさ | 向いている方 |
| オリビン(カンラン石)/オリビンダイアベース | ◎ | ◎ | △ | ○ | 迷っている方・定番を選びたい方 |
| 輝緑岩・斑れい岩 | ◎ | ○ | ○ | ○ | しっかりした蓄熱を求める方 |
| 火山岩・玄武岩系 | ○ | △ | ◎ | ○ | コストを抑えたい方 |
| セラミック(人工石) | ○ | ◎ | △ | ◎ | 交換の手間を減らしたい方 |
天然石は種類によって蓄熱性や耐久性が異なり、コストも変わってきます。
一方、セラミックの人工石は品質が安定していて、耐久性が高く長持ちするのが特徴です。
ただし、天然石と比べると見た目の雰囲気は少し劣る傾向があるため、予算やサウナのデザインなども考慮して選びましょう。
サウナストーンの選び方|3つのポイント

実際にサウナストーンを選ぶときは、次の3つのポイントをチェックしましょう。
①ストーブの対応仕様を確認
サウナストーンを選ぶ前に、まずお使いのストーブの仕様を確認しましょう。
ストーブごとに対応する石のサイズや充填量が決められており、守らないと本来の性能を発揮できません。
特に石を何kgまで入れられるかは機種ごとに違うため、取扱説明書やメーカーサイトで必ずチェックしてください。
石選びは種類を絞り込むより先に、ストーブの条件の確認から始めるのが鉄則です。
②石のサイズを選ぶ
家庭用サウナに使われる石のサイズは、直径5〜10cm程度が一般的です。
小さい石はすき間が少ないため蓄熱性は高くなりますが、通気性が下がり、空気が循環しにくくなります。
一方、石のサイズが大きすぎるとすき間が空きすぎて蒸気が立ちにくくなります。
大小がほどよく混ざった石を選ぶと、積みやすく空気の通り道もつくりやすいです。
③交換頻度とコストのバランス
初期費用の安さだけでサウナストーンを選ぶと、交換回数が増えてかえって割高になることもあるため、バランスを考えましょう。
天然石は蒸気の質に優れる一方、種類によっては割れやすいものもあります。
セラミックは価格がやや高めですが、耐久性が高く交換頻度を抑えやすく、長期的に見るとコストパフォーマンスが高くなります。
サウナストーンに関する注意点

サウナストーン選びや使用時における、注意すべき点をまとめました。
使ってはいけない石がある
サウナストーンには、必ずサウナ専用として販売されているものを使ってください。
身近な石で代用すると、思わぬ事故につながります。
| 石の種類 | 可否 | 理由 |
| サウナ専用の天然石 | ○ | 耐熱性・耐熱衝撃性が確認されている |
| サウナ用セラミック | ○ | 品質が均一で割れにくい |
| 河原・海岸で拾った石 | × | 内部の水分が膨張し、破裂する危険がある |
| 大理石・石灰岩 | × | 熱で割れやすくもろい |
| 軽石・穴の多い石 | × | 熱をためられず、割れやすい |
| コンクリート・外構用の砕石 | × | 成分が不明で、有害物質が出る恐れがある |
| 耐火レンガ | × | 平らですき間ができにくく、急な温度差にも弱い |
河原や海岸で拾った石は見た目がきれいでも、内部に目に見えない水分を含んでいることがあり、高温になると急激に膨張して破裂する恐れがあります。
また、ホームセンターで売られている砕石や庭石なども、サウナ用としての品質が確認されていません。
代用品で安価に済ませたつもりが、事故やストーブの破損につながるリスクもあるため、必ずサウナ専用の石を使いましょう。
ロウリュ非対応ストーブで蒸気は発生させられない
もうひとつ大切なのが、ストーブがロウリュに対応しているかどうかという点です。
サウナストーンを積めるような形状でも、ロウリュに対応していないサウナストーブもあります。
ロウリュ非対応のストーブにサウナストーンを積んで水をかけると、電気回路がショートして故障や火災の原因になります。
サウナストーンでロウリュを楽しみたい場合は、必ず注水を想定している対応ストーブを選びましょう。

例えば、SHUKEN GROUPが開発したSAUNAGEは、オプションのボタン式ロウリュを選択することで、サウナストーンによる本格的なロウリュを自宅で楽しめるプライベートサウナです。

オプションのボタン式ロウリュなら、ラドルでサウナストーンに水をかける手間をかけずに蒸気を発生させることが可能です。
ロウリュを楽しめる家庭用サウナをお探しなら、ぜひSAUNAGEをご検討ください。
サウナストーンの積み方の基本

サウナストーンを購入する前に、正しい積み方も覚えておきましょう。
石の積み方ひとつで、温まり方や蒸気の立ち方は変わります。
- 使う前に水洗いし、しっかり乾かす(製造や輸送でついた粉を落とすため)
- 大きい石を下に、小さい石を上に積む
- 石と石のあいだにすき間を残し、空気が通るようにする
基本的な積み方の手順は上記の通りです。
サウナストーンをすき間なく詰め込むと空気が通らず、室内が温まりにくくなります。
また、大きい石から順番に積んでいくと、蓄熱性と空気の循環のバランスを取りやすくなります。
なお、ロウリュで一度に大量の水をかけるのは避けましょう。
1回にかける量はおたま(ラドル)1杯(100~200ml程度)が目安です。
急激に冷やされた石は割れやすくなり、ストーブの故障にもつながります。
サウナストーンの交換時期とサイン

サウナストーンは消耗品のため、使い続けると劣化し、蒸気の立ち方や温まり方が落ちてきます。
交換の目安は、業務用のように稼働時間が長い場合は半年〜1年、家庭用で1〜2年です。
海外メーカーでは「年1回、または一定時間ごと」など点検のタイミングを推奨しているケースもあります。
点検時は、サウナストーンに次のようなサインが出ていないかチェックしましょう。
- 石にひびが入っている、割れている
- 触ると粉が出る、ストーブの底に粉がたまっている
- 角が取れて丸くなっている
- 以前より温まるのが遅くなった
- ロウリュをしても蒸気が弱い
ひとつでも当てはまったら、積み直しか交換のタイミングです。
サウナストーンについてよくある質問

最後に、サウナストーンを選ぶ際によくある質問にお答えします。
Q.サウナストーンはどこで買えますか?
A.複数の購入先があります
サウナストーンは、ストーブのメーカー、サウナ専門店、通販サイトなどで購入できます。
価格は20kgあたり数千円からが目安で、必ずサウナ用として販売されているものを選びましょう。
Q.石なしでロウリュはできますか?
A.できません
ロウリュは高温の石に水をかけて蒸気を生む入浴法のため、サウナストーンは欠かせません。
あわせて、ロウリュに対応したストーブも必要になります。
まとめ
サウナストーンは、熱を溜め込む、蒸気を発生させるなど複数の役割を持つ、サウナの重要な要素の1つです。
石選びでサウナの感じ方が変わることもありますので、いろいろな種類の中からこだわって選んでみましょう。
また、自宅でロウリュを楽しむなら、石やストーブだけでなく、サウナ室そのもののクオリティにもこだわりたいところです。

例えば、SHUKEN GROUPが開発したSAUNAGEは、サウナストーンによる本格的なロウリュはもちろん、品質や開放感のあるラグジュアリーなデザインにもこだわったプライベートサウナです。

オプションのボタン式ロウリュを選べば、サウナストーンによる本格的な蒸気を楽しむことができます。

また、1人で横になれるW型と、横になれるだけでなく2人で並んで座ることも可能なF型の2種類のベンチ形状をご用意し、ととのいスタイルに合わせて選べます。
サウナストーンで本格的なロウリュを楽しめる家庭用サウナをお探しなら、ぜひSAUNAGEをご検討ください。

