サウナの脳疲労回復効果とは?脳に悪いケースや入り方のポイントも解説
健康や美容などさまざまな分野で活用されているサウナですが、仕事やスマートフォンの使い過ぎによる脳疲労の回復も期待できると注目されています。
実際、サウナと水風呂の後の外気浴では、頭がスッキリして「ととのう」感覚がありますよね。
多くの情報に触れる現代のライフスタイルでは、知らないうちに脳疲労が蓄積しているケースも多く、サウナでリフレッシュするメリットは大きいです。
しかし、サウナでは血圧が大きく変動するため、脳梗塞などをはじめ身体に悪いという意見も少なくありません。
そこで今回は、サウナが脳疲労回復に役立つ理由や、脳に悪い入り方、効率を高めるための利用方法などを詳しく解説します。
お仕事やプライベートなどでたくさんの情報を処理する必要があり、脳の疲れを感じている方は、ぜひ参考にしてください。
コラムのポイント
- 脳疲労は仕事のマルチタスクやスマートフォンの見過ぎなど、日常生活の行動が原因になることが多いです。
- 情報のインプットや思考を停止してリラックできるサウナは、脳疲労の回復をサポートする効果が期待できます。
- 水分補給や時間調整など、脳疲労回復効果を高めるサウナ利用のポイントをチェックしましょう。
そもそも脳疲労とは?
サウナの脳疲労回復効果について考える前に、まずは脳疲労とはどんな状態なのか、どのようにして起こるのかチェックしておきましょう。
脳疲労とはどんな状態?
脳疲労とは、目や耳などから入ってきた情報を、脳が処理しきれなくなる状態のことです。
文字通り脳が疲れている状態で、集中力が途切れたり、普段なら簡単なことをミスしたりすることが多くなると言われています。
また、脳疲労によって自律神経が乱れると、体温調節や呼吸など身体のコントロールがうまく行かなくなり、体調不良につながるケースも。
疲れた時に怒りや不安などネガティブな感情が出やすいのも、脳疲労の影響があると言われています。
仕事や日常生活で疲れを感じているときは、身体だけでではなく脳が疲労している状態なのかもしれません。
脳疲労は身体の疲れより気づきにくく、いつのまにか集中力が落ちて効率が悪くなっていることも多いです。
脳が疲れる原因
私たちが脳疲労を起こす原因はさまざまで、日常生活の中で気づかないうちに脳に疲れがたまってしまうケースも少なくありません。
※脳疲労の原因例
- スマートフォンによる情報過多
- マルチタスクやハードワーク
- テレワークによる運動やコミュニケーションの減少
- 睡眠不足
- ストレス
近年はインターネットの普及により、プライベートや仕事で手軽にさまざまな情報に触れられるようになりました。
結果的に脳にインプットされる情報が増え、処理が追い付かなくなり脳疲労が発生するケースが多いと言われています。
普段からスマートフォンでニュースやSNSをチェックしたり、お仕事で複数のタスクをこなしたりする方は、脳疲労を感じやすい環境です。
最近はスマートフォンの使い過ぎにより「スマホ脳」状態になり、集中力が落ちるケースも指摘されています。
テレワークの普及により通勤や同僚とのコミュニケーションの機会が減少したことも、脳疲労の原因の1つと言われています。
また、脳疲労を回復するための重要な時間である睡眠が不足すると、さらに情報と疲れが蓄積して悪化する原因に。
仕事やプライベートで強いストレスを感じると、睡眠の質が低下し、疲労回復が遅れて脳疲労がさらに溜まってしまいます。
サウナが脳疲労回復に効果的と言われる理由
前述したように現代の暮らしでは脳疲労を感じるシーンが多く、回復手段の1つとしてサウナに入るのが効果的だと言われています。
サウナに入ることがなぜ脳疲労の回復に効果的なのか、具体的な理由をご紹介します。
サウナ内で脳を休ませることができる
サウナの中ではスマートフォンやパソコンを使えないため、強制的に脳を休ませる環境に身を置くことで脳疲労の回復につながると言われています。
仕事の休憩時間や電車移動など、空き時間はついスマートフォンを手に取りニュースやSNSをチェックしてしまうことも多いですよね。
サウナ内には電子機器を持ち込めませんので、自然と情報のインプットを遮断する時間をつくれます。
また、高温のサウナでは血流が全身に分散し、脳の活動が低下していろいろな考えから距離を置くこともできます。
強制的に情報のインプットを止めて脳を休ませられるサウナは、脳疲労の回復にピッタリな環境なのです。
水風呂&外気浴でリラックスできる
サウナと水風呂の温度差、その後の外気浴のサイクルは、いわゆる「ととのう」状態でリラックスでき、脳疲労に効果的と言われています。
サウナ後の外気浴ではボーっとする瞑想のような感覚を覚える方が多く、自然と思考がストップしてリラックスできます。
脳疲労の原因となるストレスを緩和することで、回復効果が期待できると言われているのです。
睡眠で脳をリセットしやすくなる
サウナに入った後は睡眠の質が良くなると感じる方が多く、しっかり脳を休ませることで回復効果が期待できます。
高温のサウナと水風呂では交感神経、副交感神経が交互に刺激され、自律神経がととのうことで眠りやすくなると言われています。
実際、サウナから出た後は身体が程よい疲れを感じて、眠くなることが多いですよね。
ハードワークで交感神経が優位な状態だと眠りづらくなることがありますが、サウナでととのうことで睡眠時間を取りやすくなり、結果的に脳疲労回復効果が期待できるのです。
サウナが脳に悪い場合もある?
ここまでご紹介してきたように、サウナに入ることで脳疲労回復効果が期待できますが、逆に脳に悪いという意見を見かけることも。
実際、脳梗塞や脳出血などのリスクがある方や、高血圧の方はサウナに入るべきではないと言われています。
サウナ内では普段より多くの汗をかくため、身体の中の水分が減って血液がどろどろになり、血栓が詰まって脳梗塞などのリスクが高くなると言われています。
また、高温のサウナで血管が拡張し、水風呂で収縮することで、負担がかかり脳出血につながるリスクも。
ただし、こうした脳疾患は無理なサウナの入り方が原因となることが多いため、適切な利用方法でリスクを軽減することができます。
次の章で、身体に負担をかけず、脳疲労の回復効果を高めるサウナの入り方をチェックしましょう。
脳疲労回復のためのサウナ利用のポイント
サウナの脳疲労回復効果を高めるために、次の3つのポイントを意識して利用しましょう。
水分補給をする
まずは、サウナの前後にしっかり水分補給をすることを心がけましょう。
水分補給をせずにサウナに入ると、脱水症状や脳疾患のリスクが高くなり、回復効果も期待できません。
サウナ内ではたくさん汗をかきますので、普段より少し多めに水分補給するのがポイントです。
汗と一緒に電解質も失われるため、水だけでなくスポーツドリンクなどを用意して脱水症状を防ぎましょう。
サウナ室の座る場所と時間を調整
サウナ内は場所によって温度が違うため、座る場所と時間のバランスを取ることも大切です。
暑い場所で長時間汗をかくと効果が高まる印象がありますが、無理をするとかえって身体や脳が疲れてしまう可能性があります。
まずは下段の温度が低い場所でじっくり身体を温め、6~12分前後で少し汗ばむ程度で一度出るのがおすすめです。
その日の体調や疲れに合わせて、無理をせず利用するのが効果を高めるポイントです。
セット数は無理をしない
サウナ⇒水風呂⇒外気浴のサイクルは、3セットを目安に無理のない範囲で調整しましょう。
外気浴でととのう感覚は気持ち良いですが、たくさんこなしたからと言って効果が高くなるわけではありません。
疲れがたまっているときや体調が悪い日は、セット数をこなし過ぎると逆効果になり、頭がボーっとしてしまうこともあります。
調子が良いと感じるときも無理をせず、気持ち良くリラックスできたら切り上げて早めに身体と脳を休ませましょう。
脳疲労回復には自宅サウナもおすすめ
前述したように脳疲労回復効果を高めるにはバランスの良いサウナ利用が望ましいですが、店舗に行くとつい入り過ぎてしまうこともありますよね。
また、最近はブームによって多くの店舗が混雑しており、待ち時間や周囲の話し声などで思ったようにリラックスできないことも。
そこでおすすめなのが、いつでも自分のペースで利用できる自宅サウナです。
自宅サウナなら脳が疲れたと感じたときにいつでも入ることができ、その日の体調に合わせてムリなく利用可能です。
例えば、秀建グループが開発した「SAUNAGE」は、ご自宅でもしっかりととのえる高品質なプライベートサウナです。
広いガラス面と人間工学に基づいた設計のベンチは、思考を止めて脳を休ませる環境にピッタリ。
温度調整やオプションのボタン式ロウリュなど機能面も充実しており、疲れや体調に合わせてリフレッシュできます。
「SAUNAGE」のデザイン性や機能を実感できるショールームもございますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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