サウナに美肌効果はある?サウナの種類や入り方のポイントを解説
ストレスや疲労解消が注目されているサウナですが、気持ち良く汗を流すことによる美肌効果が期待できると耳にすることも多いですよね。
サウナには血行促進や自律神経を整える働きがあり、体の調子を整えることで美肌効果が得られる可能性もあります。
しかし、サウナの種類や入り方によっては、乾燥やむくみなどかえって肌に悪い影響が出るケースも。
そこでこの記事では、美肌効果を得るための上手なサウナの選び方や入り方について詳しく解説します。
コラムのポイント
- サウナに入ることで血行や新陳代謝の促進作用があり、美肌効果が期待できます。
- 長時間の我慢によるストレスや脱水症状など、入り方によってはお肌に悪い影響を及ぼす可能性もあります。
- 美肌効果を得るなら、湿式サウナやロウリュサウナなど、乾燥しにくいサウナを利用するのがおすすめです。
サウナの美肌効果とは?
まずは、サウナに美肌効果があると言われている理由について、1つずつチェックしていきましょう。
血行促進
サウナで体を温めると血行が促進され、結果的に美肌効果につながると言われています。
高温のサウナ室では血管が拡張し、心拍数が増えることで全身の血流が多くなります。
人間の体は、体温を一定にコントロールしようとする「ホメオスタシス(恒常性)」を持っています。サウナのように室温が高い場所では、体温を維持するために体が血流を増やして対応するのです。
血流が良くなると体中に栄養や酸素がスムーズに運ばれるようになり、乾燥やくすみといったお肌の不調を解消する効果が期待できます。
自律神経をととのえる
サウナ⇒水風呂⇒外気浴のサイクルを繰り返すことで自律神経がととのうことも、美肌効果につながるポイントです。
サウナと水風呂で急激な温度変化が起こると、刺激によって自律神経がととのうと言われています。
実際、サウナで温まった後水風呂に入り、外気浴でゆっくり休憩すると、頭がスッキリする感覚がありリラックスできます。
自律神経の乱れはお肌のバリア機能の低下や肌荒れにつながると言われており、サウナで整えることで美肌効果が期待できるのです。
新陳代謝が促進される
サウナがお肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進して、美肌効果が期待できるのもうれしいポイントです。
前述したようにサウナに入ると血流が促進され、栄養や酸素が行き届くことで新陳代謝も活発になる傾向があります。
また、サウナで温まって汗をかくことで古い角質が柔らかくなり、新しい皮膚に生まれ変わりやすくなる効果も期待できます。
ヒートショック・プロテインが生み出される
サウナのような高温の環境で体を温めると、ヒートショック・プロテインが体内で生成され、美肌効果につながると言われています。
ヒートショック・プロテインとは、ストレスによって損傷した体を修復するたんぱく質のことです。
サウナ内は普段の生活より室温が高いため、お肌や体が適度なストレスを受け、ヒートショック・プロテインが増加することが知られています。
お肌のしわやシミなどのトラブルはタンパク質の損傷が原因のため、ヒートショック・プロテインを体内で生成することで、保護や修復の効果が期待できるのです。
サウナが肌に悪い場合もある?
ここまでご紹介したように、さまざまな美肌効果が期待できるサウナですが、逆に肌に悪いという意見を見かけることもあります。
日常生活よりはるかに高い温度のサウナ内では、入り方によっては体に負担がかかり、お肌への悪影響が起きる可能性があるのです。
例えば、高温のサウナ内で我慢して長時間入り続けてしまうと、体がストレスや疲れを感じて肌荒れや乾燥の原因になる可能性があります。
また、水分補給をしないでサウナで大量の汗をかくと、脱水症状によって血流が悪くなり、乾燥につながるケースも考えられます。
サウナ内の上段やストーブの近くは温度が高くなるため、お肌が熱でダメージを受けてしまうケースも少なくありません。
このように、サウナの入り方によっては、かえって肌に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
しかし、適切なサウナの入り方を覚えておけば、肌荒れや乾燥を防ぐことは可能です。
次の章から、美肌効果を得るためのサウナの選び方や入り方についてチェックしていきましょう。
美肌効果が期待できるサウナの種類は?
一口にサウナと言ってもたくさんの種類があります。美肌効果を得るのが目的なら、お肌の乾燥やダメージを受けにくいサウナを利用するのがおすすめです。
サウナの種類 | 特徴 |
ドライサウナ(乾式サウナ) | 80~100℃前後で室温が高く、体をしっかり温めて汗をかきやすい。湿度が低いためお肌が乾燥しやすい。 |
ミストサウナ・スチームサウナ(湿式サウナ) | 50~60℃前後で室温が低く、体への負担が少なく初心者の方でも入りやすい。湿度が高く乾燥しにくいが、物足りなく感じるケースもある。 |
ロウリュサウナ | サウナストーンに水やアロマ水をかけて発生した蒸気で室温を上げる。室温が低めでもしっかり汗をかきやすく、湿度が高いため乾燥しにくい。 |
一般的なサウナ施設で良く見かけるのは、上記の3種類が多いです。
美肌効果を得るためにサウナに入るなら、ミスト・スチーム・ロウリュなど湿度が高いものを利用してみましょう。
ミストやスチームなどで室温を上げるサウナは、湿度が高いためお肌が乾燥しにくいのが特徴です。
ドライサウナもNGではありませんが、元々乾燥肌の方はダメージを受けることもあるので要注意。
フィンランド式のロウリュサウナは、湿度と室温のバランスを取りやすく、息苦しさも少ないため初心者の方にもおすすめです。
サウナの美肌効果を得るための入り方
サウナの入り方によってお肌への効果は異なるため、適切な手順を把握しておくことも大切です。
サウナの前後にしっかり水分補給
サウナでたっぷり汗をかいて水分が不足するとお肌の乾燥の原因になるため、入る前や出た後などにしっかり水分補給しましょう。
サウナと水風呂を数セット繰り返すときは、間に水分補給することも大切です。
脱水症状にならないよう、普段より少し多めに水分補給するのがおすすめです。
体をしっかり洗う
サウナに入る前に体をしっかり洗うのも、美肌効果を高めるためのポイントです。
体をしっかり洗うことで、お肌の皮脂や汚れなどが落ち、サウナで汗をかきやすくなります。
また、メイクもしっかり落としておきましょう。
マナーとして体を洗うのはもちろんですが、美肌効果を得るためにもしっかり取り組みましょう。
サウナ室に6~12分前後入る
サウナ室に入る時間の目安は6~12分前後と言われていますが、長く入りすぎるとお肌に悪いこともあるため無理をしないのがポイントです。
たくさん汗をかいた方が美肌効果が高まりそうなイメージがありますが、我慢して長く入るとかえって逆効果です。
適切な時間は個人差やその日の体調によっても変わりますので、気持ち良く汗をかけるぐらいを目安にしましょう。時間はあくまで目安にして、無理のないタイミングでサウナ室を出るのがおすすめです。
また、上の段やストーブの近くは温度が高くお肌がダメージを受けやすいため、最初は下段から始めて徐々に調整するのがおすすめです。
水風呂に1分前後入る
サウナ内でたっぷり汗をかいたら、水風呂に入ってお肌や毛穴を引き締めましょう。
水風呂に入る時間は1分前後が目安ですが、ここでも無理をする必要はありません。
冷たい水風呂が苦手なら、ぬるめのシャワーや外気浴だけでもOKです。
ゆっくり休憩する
サウナから出たら、5~10分前後ベンチなどでゆっくりと体を休めましょう。
サウナと水風呂を出た後は心拍数が上っていますが、休憩することで徐々に元に戻り、すっきりとリラックスできます。
数セットサウナと水風呂を繰り返すときは、体に負担がかからないようにしっかりと休憩を取ってください。
いわゆる「ととのう」感覚でリラックスすることで、疲れやストレスを解消し美肌効果アップが期待できます。
サウナ後にしっかりスキンケアする
サウナで汗をかくと一時的にお肌が潤ったように見えますが、そのまま放置すると乾燥してしまうためしっかりスキンケアしましょう。
汗をたくさんかいた後は、普段より念入りなスキンケアが必要です。
化粧水でお肌に水分を補給した後、クリームやオイルなどを使ってしっかり保湿しましょう。
パックやフェイスマスクを使って、保湿と美容成分の補給を同時に行うのもおすすめです。
〈関連コラム〉
美肌効果を高めるなら家庭用サウナもおすすめ
ここまでご紹介したようにサウナは美肌効果が期待できますが、さらにこだわるなら家庭用サウナを検討するのもおすすめです。
家庭用サウナは体調やスケジュールに合わせていつでも入ることができ、室温や入る時間も調整できるためお肌に良い環境をつくりやすいです。
秀建グループが開発した「SAUNAGE」は、美しいお肌や健康な生活を求める方にピッタリなプライベートサウナです。
オプションのボタン式ロウリュや細かく調整できる室温など、お肌に優しいととのい環境を実現可能です。
人間工学に基づいたベンチ形状や開放的なガラス面など、リラックスできる環境にもこだわっています。
「SAUNAGE」のデザイン性や機能を実感できるショールームもございますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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