自宅一人用サウナの種類と選び方のポイント|失敗を回避して理想のととのい環境を

自宅一人用サウナの種類と選び方のポイント|失敗を回避して理想のととのい環境を

この記事では「自宅に一人用サウナが欲しい!」と感じている方のために、基本的な種類や選び方のポイントを詳しく解説します。

ストーブの種類、室内の広さ、本体価格と設置費用など、一人用サウナを選ぶときにチェッすべきポイントを覚えて、失敗を回避しましょう。

目的やサウナスタイルに合わせた一人用サウナの考え方も紹介しますので、ぜひ理想のととのい環境づくりにお役立てください。

 


コラムのポイント

  • 一人用サウナは、入り方に合わせて価格・スペース・クオリティのバランスを考えることが大切です。
  • 庭・屋内など設置場所や目的にマッチする一人用サウナを選びましょう。
  • 水風呂やととのいスペースとのトータルコーディネート、圧迫感を無くして自宅ならではの楽しみ方をするのが失敗を回避するコツです。

 

一人用サウナ選びのポイント

具体的に一人用サウナを選ぶ前に、注目すべきポイントを1つずつチェックしておきましょう。

 

ストーブの種類

一人用サウナのストーブとサウナストーン

サウナ室内を温めるストーブの種類は、実用性やクオリティに大きく影響する重要ポイントです。

 

ストーブの種類 特徴
電気式遠赤外線ストーブ 比較的安価な自宅用サウナに多い。室温は60℃前後と低め。
電気式対流ストーブ 80~100℃前後の高温になり、本格的な自宅用サウナで使われることが多い。ロウリュできるものもある。
薪ストーブ 昔ながらの本格的なサウナ室をつくることができる。運用のハードルは高め。

 

サウナストーブの熱源は電気・薪のほかにガスもありますが、自宅用ではあまり現実的ではないため今回は省きます。

家庭用の電気式サウナストーブは遠赤外線・対流ストーブの2種類が主流です。遠赤外線ストーブは放射熱によって温める方式で、設定温度は60℃前後と比較的控えめ。遠赤外線は人体に直接吸収されやすいので効率的に汗はかけますが、施設のドライサウナに慣れた方は物足りないかもしれません。

対流ストーブは、暖めた石の輻射熱によってサウナ室内の空気を温めるタイプが主流です。室温は80~100℃前後が目安で、施設の高温ドライサウナと同じような感覚を楽しめます。サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる「ロウリュ」ができるストーブを選べるのもうれしいポイント。

日本国内では、PSEマークを取得しているサウナストーブを選びましょう。PSEマークは、電気用品安全法で定められた安全規格を満たしていると証明するマークです。

薪ストーブは木材を燃やして室温を高める方式で、本格的なサウナをつくりたい方に人気です。電源が不要なのがメリットですが、煙が発生するため、屋外に設置するテント・バレルサウナなどで採用されます。薪の用意や温度調節の難しさなど、運用のハードルは高め。屋内での使用は消防法の規制によりまず無理でしょう。

このように、ストーブの種類によって扱いやすさや室温・クオリティが大きく変わります。自宅用サウナを選ぶときは、必ずストーブの種類を確認してください。

 

サイズと室内広さのバランス

一人用サウナは0.5帖ほどのコンパクトなサイズでも設置できますが、室内の広さについてしっかり考えた方が良いでしょう。

また、マンションのような集合住宅での設置は、管理組合や所轄消防署の同意が必要となりますので、必ず事前相談を実施しましょう。

自宅サウナは飽きて入らなくなってしまうケースも少なくありませんが、コンパクトなサイズによる圧迫感が原因となることが多いです。店舗のサウナに慣れている方は、電話ボックスのような一人用サウナだとくつろげない可能性もあります。

1帖の一人用サウナ

1帖前後の二人用サウナなら、足を伸ばして横になって入ることも可能です。ただし本体サイズは大きくなるので、設置スペースとのバランスが重要になります。できれば、ショールームで実際に室内の広さを確かめてから購入すると失敗がないでしょう。

 

値段と設置費用

一人用サウナの設置費用

実際に一人用サウナを自宅に設置するための費用は、一番気になるポイントですよね。

費用はできれば安く抑えたいところですが、クオリティが犠牲になってすぐ飽きてしまうようでは本末転倒。

一人用サウナの値段と設置費用を考えるときは、今通っている施設の利用料金と比較して見るのが良いかもしれません。1回1,000円のサウナ施設に週3日通う方なら、年間の利用料金は36万円。仮に100万円の一人用サウナを買っても、3年使えば元が取れることになります。

さらに自宅なら移動時間や交通費も節約できますし、毎日いつでも入れるのでさらにコストメリットは大きくなります。

 

メンテナンス性

一人サウナを選ぶ際は、メンテナンス性にも注目してみてください。

室内の清掃、木材の品質、ストーブの信頼性やアフターサービス体制などは、サウナ本体の耐久性や使い勝手に大きく影響します。例えば室内に使う木の品質が悪いと、熱や湿気で反ったり割れたりするケースが多いです。また、アフターサービスが良くないストーブ(例えば並行輸入品など)を選んでしまうと、故障したときに対応してもらえず困る可能性が高いです。

サウナはロングスパンで使う設備ですから、将来のことも考えて信頼性が高いものを選びましょう。

 

一人用サウナの種類とおすすめの選び方

ご自宅に一人用サウナを設置する際は、目的や状況に合わせて選びましょう。

具体的な一人用サウナの選択肢を、おすすめのシーンごとにご紹介します。

 

お試しorスペースがないならテントサウナor浴室サウナ

一人用テントサウナ

とりあえずお手軽に一人用サウナを使ってみたい、自宅に設置スペースがないという方は、テントサウナ・浴室サウナがおすすめです。

テントサウナは数万円と比較的リーズナブルに手に入り、お庭やベランダなどに手軽に設置しやすいです。ミスト・スチームサウナなら、ご自宅の浴室を使えるのでスペースがなくても大丈夫。

ただしサウナとしてのクオリティはあまり高くないので、あくまでお試しとして体験して、続きそうならステップアップしていくのが良いかもしれません。

 

広い庭があるなら小屋・バレルサウナ

バレルサウナ

一戸建てにお住まいで広めのお庭があるなら、ログ小屋やバレルサウナが設置しやすいでしょう。

屋外なら本体価格+搬入の費用総額が分かりやすいですし、一人用サウナとしてのクオリティも高めやすいです。

ただし天候や気温の影響、周囲からの視線、法規制への対応といったハードルもあります。

バレルサウナは乾燥や反りによる隙間が発生する恐れもあり、室内温度が上がらない事例も起きています。通販で安い小屋やバレルサウナを購入する場合、専門性の高い会社に相談してみるのがおすすめです。

 

屋内で省スペース設置するならボックスサウナ

0.5帖の一人用サウナ

リビングやサニタリーの一角に設置するなら、コンパクトなボックス型のサウナが向いています。ボックス型のサウナは自分で組み立てられる物が多く、本体価格だけで設置できるのもうれしいポイント。

ただし、前述したようにコンパクトなボックスサウナは圧迫感が出やすく、使わなくなってしまうリスクがあります。サイズ感をチェックして、問題なく使えそうか確認する必要があるでしょう。

 

本格的にととのうならリフォームサウナ

本格的なリフォームサウナ

屋内で本格的な一人用サウナをつくるなら、リフォーム・リノベーションで設置するのがおすすめです。

費用のハードルは高めですが、間取り変更で設置スペースの問題を解消できることが多いので、どこに置いたら良いか分からない方にもおすすめ。

リフォームサウナの詳細はこちらのコラムで解説しています。

〈関連コラム〉

自宅サウナの費用はいくら?設置型・リフォームの費用とメリット・デメリット

 

失敗しない自宅一人用サウナの考え方

せっかく自分だけのサウナをつくるなら、失敗・後悔を回避して理想の環境に仕上げたいですよね。

実際に自宅に一人用サウナを導入するときは、次のポイントにこだわって失敗を防ぎましょう。

 

水風呂・ととのいスペースもセットで

一人用サウナとととのいスペース

どのような設置方法を選ぶ場合も、サウナの醍醐味である水風呂・ととのいスペースのことまでセットで考えましょう。

特に水風呂の確保は自宅サウナの大きな課題で、水道水だと夏場はぬるくなるため不満を感じるケースが高いです。氷や冷却装置など、気持ち良い水風呂を楽しむための方法も考えておきましょう。

ととのいスペースはできれば屋外にしたいところですが、プライバシー性や天候のことも考える必要があります。サウナの1サイクルをトータルで考えて、動線やスペースを確保しましょう。

 

自宅ならではの楽しみ方をできるように

自分だけの一人用サウナを導入するなら、店舗を目指すのではなく、自宅ならではの楽しみ方を考えてみてください。

店舗のような開放感や雰囲気を自宅サウナで完全に再現するのは難しいですから、不満や後悔が残る可能性が高いです。逆に、サウナの中で音楽や映画を楽しんだり、横になったり、店舗ではできない利用方法を考えると満足度が高くなります。

店舗サウナと自宅サウナの得意分野、違いを把握し、理想の環境を考えてみましょう。

〈関連コラム〉

家庭用サウナを買ったらどんな生活ができる?店舗サウナとの違いは?

 

一人用サウナはクオリティにこだわってみませんか?

今回ご紹介したように、自宅で一人用サウナを実現する方法は複数あり、価格やクオリティもさまざまです。しかし、せっかく自分だけのサウナをつくるなら、クオリティにこだわって思いきりくつろげる空間を目指すのがおすすめです。

 

例えば秀建グループが開発したプライベートサウナ「SAUNAGE(サウナージュ)」は、理想のととのい環境にピッタリ。

 

サウナージュのベンチ

広いガラス面と人間工学に基づくベンチ形状で、店舗ではできないリラックス感とラグジュアリーな時間を楽しめます。Bluetoothスピーカーや高級感のある照明、ボタン式ロウリュなど、オプション機能も充実。

 

寝サウナできる自宅用サウナ

一人用はもちろん、二人並んで座れるベンチ形状もご用意し、お部屋のレイアウトに合わせたドア位置も選べます。

 

リフォ-ムサウナのイメージ

ご自宅への導入はリノベーション専門店のSHUKEN Reが担当し、水風呂やととのいスペースまで含めたトータルコーディネートが可能です。

▼SAUNAGE HOMEの詳細はこちら

 

サウナージュの恵比寿ショールーム

渋谷区恵比寿には、SAUNAGEを実際にご覧いただけるショールームもご用意しました。理想の一人用サウナをお求めの方は、ぜひ実際のデザイン性・機能性を体感してみてください。

SAUNAGE SHOWROOM

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-5-1 howzlife 1F

▼SAUNAGE SHOWROOMの詳細はこちら

監修者情報

SAUNAGE 編集部

SAUNAGE 編集部

プライベートサウナ「SAUNAGE」の製作・販売を行う秀建グループが発信するオウンドメディア。
サウナの設計・内装・施工に関する豊富な知識と経験をもとに、役立つ情報や最新のトレンドを皆様にお届けしています。