自宅サウナの間取りづくりガイド|水風呂やととのいスペースまで考えた家づくりのポイントと施工例を紹介

最近は自宅にサウナを設置したいと考える方が増えていますが、どのような間取りにすれば良いのか分かりづらく悩ましいポイントです。
ただ自宅にサウナを設置しただけだと、使い勝手が悪く気持ち良くととのえないリスクがあり、失敗・後悔するリスクがあります。
そこでこの記事では、快適に楽しめる自宅サウナをつくるための、間取りの考え方や基礎知識を分かりやすくまとめます。
実際に自宅にサウナを取り入れた施工例も紹介しますので、ぜひ理想の間取りづくりにお役立てください。
コラムのポイント
- 自宅サウナをただ設置しただけだと失敗や後悔するリスクがあり、間取りづくりの工夫が欠かせません。
- 水風呂やととのいスペース、サウナ本体の設置場所など、自宅サウナの間取りで考えるべきポイントを1つずつ解説します。
- 実際に自宅の間取りにサウナを組み込んだ施工実例を3パターンご紹介します。
自宅サウナのメリットを最大化するには「間取り」が重要

自宅にサウナを導入すればいつでも好きな時間に気兼ねなく汗をかくことができ、サウナーの方にとって理想的な環境のように思えます。
しかし、間取りを考えずにただサウナを設置すると使いづらさやクオリティの低さなどの問題が起こり、後悔するリスクも考えられます。
例えば、自宅にサウナを置いただけで水風呂が無いと、店舗のように気持ち良くととのうのが難しいです。
また、サウナ・水風呂・ととのいスペースの動線が悪いと、使いづらさを感じたりスムーズにととのえなかったりするケースもあります。
さらに、自宅は毎日の生活を送る場所でもありますから、サウナの設置場所やプライバシー性なども考える必要があります。
快適に汗を流して楽しめる自宅サウナをつくるためには、ただ設置スペースを確保するだけでなく、間取りの工夫が欠かせないのです。
次の章から、自宅サウナの間取りづくりのポイントを1つずつチェックしていきましょう。
自宅サウナの間取りづくりのポイント

実際に自宅にサウナを導入するときに、考えるべき間取りづくりのポイントを1つずつご紹介します。
水風呂とととのいスペースの確保
自宅サウナの間取りづくりでは、サウナ本体だけでなく水風呂やととのいスペースを確保することが重要です。
サウナで温まった体を水風呂で冷やし、その後に静かに休憩するまでのワンセットが、ととのい感とリラックスを得るためのポイントです。
水風呂はお風呂の浴槽を兼用するのか、単独で設置するのか考える必要があります。
浴槽を兼用する方法は間取りづくりのハードルは低いですが、サウナと通常の入浴を両立できない点がデメリットです。
こちらで自宅に水風呂を設置する方法や注意点を解説しています。
〈関連コラム〉
自宅で本格水風呂を実現する方法は?理想の自宅サウナ環境をつくろう!
また、水風呂から出た後に、静かに休憩できるととのいスペースの確保も自宅サウナに欠かせない間取りづくりのポイントです。
バルコニーや屋外で外気浴できるようにするのか、屋内で気温や天候に左右されないスペースをつくるのか、利用シーンを想定してととのいスペースを確保しましょう。
設置場所の選び方
サウナ本体をどこに設置するかは、間取り全体の使い勝手を左右します。
浴室や脱衣所の一角にサウナを設置すると、入浴との動線が自然につながり、日常生活に馴染みやすいです。
ただし、サウナ室内は木材を使用するため、浴室の湿気の影響を受けないように設置場所や換気計画を立てる必要があります。
リビングや寝室など居住空間の近くにサウナを設置する場合は、室温が上昇しないように断熱や換気の工夫が必要になります。
広さと人数設定
自宅サウナの間取りを考える際は、サウナの広さと利用人数を設定することも大切です。
一人で利用するなら0.5~1畳前後のコンパクトなサウナもありますが、家族や友人と一緒に楽しむ場合は2人以上で入れる広めのサウナ室が必要です。
また、サウナ室が狭すぎるとリラックスできず、広すぎると無駄なスペースになりかねないため、利用シーンを想定したサイズ設定が重要です。
家事動線・生活動線との距離感やプライバシー性
サウナを快適に使うためには、家事動線や生活動線と交わらないようにする間取りの工夫が欠かせません。
ととのい中に洗濯機が稼働していたり、家族や来客が通る場所にあると、せっかくのリラックスが妨げられてしまいます。
サウナや水風呂、休憩スペースをつなぐ動線は、家事動線や生活動線と区別し適切な距離を取る設計が理想です。
プライバシー性を確保することで家族全員が快適に利用できる空間となり、サウナ自体のクオリティも高くなります。
自宅サウナの代表的な間取りパターン
実際に自宅にサウナを導入する際、代表的な間取りパターンを3つご紹介します。
1人用のコンパクトなボックスサウナ

限られたスペースでも導入しやすいコンパクトなボックスサウナは、1人用で採用されることが多い間取りパターンです。
少し広めの脱衣所の一角などに設置できるため、比較的省スペースかつハードルが低いのが魅力です。
ただし、0.5畳程度のボックスサウナは圧迫感を覚えるケースも多いため、よりリラックス感を重視するならもう少し広めのサウナも検討しましょう。
2人以上用の広めの組み込みサウナ

家族や友人と一緒にサウナを楽しみたい場合には、浴室横やリビングの近くなどに、広めの組み込みサウナを設置するケースが多いです。
複数人で同時に利用できるためコミュニケーションの場としても活用でき、1人のときは室内を広々と使うことができます。
こちらのコラムで2人用家庭用サウナについて詳しく解説しています。
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屋外のバレルサウナや小屋サウナ

敷地に余裕がある一戸建てなら、屋外にバレルサウナや小屋サウナを設置するパターンもあります。
庭やテラスに設置する独立型のサウナは間取りに影響せず、外気浴との相性が抜群で自然の風や季節の移ろいを感じながらサウナを楽しめるのが大きな魅力です。
また、バレル型や小屋タイプはデザイン性が高く、アウトドア好きの方のライフスタイルにもマッチしやすいです。
サウナのある家の間取り実例
ここからは、実際に自宅にサウナを導入した施工実例をご紹介します。
自宅の中に広いサウナ専用スペースを設けて、クオリティの高いととのい空間に仕上げた間取り実例です。
サウナとととのいスペースを隣接させることでスムーズに利用でき、外気の影響を受けずに1年中気持ち良く利用できる間取りです。
一戸建てのサニタリーの一角にサウナを設置した間取り実例です。
動線が交わる場所でサウナをスムーズに利用しやすく、ガラス越しの高級感のあるデザインが住まいの魅力をさらに引き立ててくれます。
外の景色が見える場所で、開放感を味わいながらサウナを楽しめる間取り実例です。
窓の外はウッドデッキになっており、季節や天候に合わせて外気浴と内気浴を切り替えられるようになっています。
自宅サウナを検討する際の間取り以外の注意点

自宅サウナを快適に使い続けるためには、間取りだけでなく設備や維持管理の面にも注意が必要です。
電気容量の確認
家庭用サウナで主流の電気ストーブは消費電力が大きいため、契約アンペア数や電気代について事前に確認しておく必要があります。
契約アンペア数によって基本料金が異なり、サウナを利用する頻度や時間によっても金額が変わってきます。
1回あたりの電気代は店舗の利用料金に比べるとリーズナブルですが、どれくらいになるのか事前に把握しておきましょう。
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手入れやメンテナンス方法
サウナを長く快適に使うためには、普段の手入れやメンテナンスについて事前に把握しておくのも大切なポイントです。
例えば、サウナ室内の木材にカビが生えたり腐食したりするのを防ぐためには、汚れの拭き取りや換気などのお手入れが必要です。
また、サウナストーブやストーンには寿命があるため、どれくらいでメンテナンスや交換が必要になるのかも把握しておくべきポイント。
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さまざまな間取りに対応できるプライベートサウナ「SAUNAGE」を紹介

最後に、自宅への導入におすすめのプライベートサウナ「SAUNAGE」をご紹介します。

SAUNAGEは1~2人用の自宅用サウナで、2人で並んで座れるフラットベンチ、ゆっくり横になれる1人用ベンチを選択可能です。

また、4タイプのレイアウトをご用意し、お部屋の広さや間取りに合わせて導入しやすくなっています。

オプションのボタン式ロウリュ、ラグジュアリーな照明やBluetoothスピーカーなど、サウナスタイルに合わせたカスタマイズもご用意。
SAUNAGEの実物をご覧いただけるショールームもございますので、ぜひお気軽にご来場ください。
SAUNAGE HOME 展示
〒107-0061 東京都港区北青山2-10-17 SOHO北青山104




