サウナの温度は何度がいい?種類や平均、自分に合う温度の見つけ方を解説
汗をかいて気持ち良くリフレッシュできるサウナ、より効果を高めるためにどれくらいの温度がいいのか、気になる方が多いようです。
サウナの温度は店舗によってバラバラなので、何度が自分に合うのか分かりにくいですよね。
また、最近は多くのサウナ施設があり、1つの店舗内に複数の温度のサウナ室があることも珍しくありません。
そこでこの記事では、サウナの種類ごとの平均的な温度、ご自身に合うちょうどいい温度の見つけ方について詳しく解説します。
コラムのポイント
- 高温のドライサウナ、中低温の遠赤外線サウナ・ミストサウナなど、平均的な温度や特徴を分かりやすくまとめます。
- 自分にちょうどいいサウナの温度を見つけるためのコツや取り組み方をご紹介します。
- いつでも理想的な温度でサウナを楽しむために、家庭用サウナを検討するのもおすすめです。
サウナのちょうどいい温度は人それぞれ
結論からお伝えすると、サウナの温度は何度がいいかは人によって違うため、一概に決められません。
しっかり汗をかける高温サウナが好きな方にとって、マイルドな中低温のサウナは物足りなく感じることが多いです。
逆に、熱いのが苦手な方は、ゆっくり温まって汗をかける低温サウナの方が向いていることもあります。
また、その日の気分や体調などによっても、サウナのちょうどいい温度は変わります。
まずはサウナの種類や平均的な温度を把握し、いろいろ試してみながらご自身に合う温度を見つけることが大切です。
サウナの種類と平均温度
一口にサウナと言ってもたくさんの種類があり、温まりかたや室内の温度は変わります。
近年のサウナ施設で採用されていることが多い代表的な種類をピックアップして、それぞれの平均的な温度をチェックしていきましょう。
ドライサウナ 80~100℃
多くの施設で導入されているドライサウナは、平均的に80~100℃前後の高温に設定されていることが多いです。
中には100℃以上のドライサウナもあり、水風呂との温度差を求めるヘビーサウナーに人気があります。
温度が高く湿度が低いため、カラッと気持ち良く一気に汗をかけるのがドライサウナの特徴です。
フィンランド式サウナ(ロウリュサウナ) 70~80℃
熱したサウナストーンに水やアロマ水をかける「ロウリュ」が特徴のフィンランド式サウナは、平均70~80℃前後の室温に設定されることが多いです。
前述したドライサウナよりやや温度が低めですが、蒸気で温度を上昇させるため体感温度は高めになります。
また、ロウリュで温度だけでなく湿度も上昇するため乾燥しにくく、サウナ初心者の方でも楽しみやすいのもフィンランド式サウナの特徴です。
遠赤外線サウナ 50~70℃
遠赤外線ランプを使ったサウナは、平均室温50~70℃と中低温に設定されていることが多いです。
室温は控えめですが、遠赤外線ランプから放射される輻射熱で身体を直接温めるため、しっかり汗をかくことも可能です。
室温が低めなので息苦しさを感じにくく、時間をかけてじっくり身体の芯から温められるのが遠赤外線サウナの特徴です。
スチームサウナ 40~60℃
蒸気を発生させるスチームサウナは、平均40~60℃と比較的低温に設定されることが多いです。
温度は低めですが、高温の蒸気が室内に充満するため体感温度は比較的高め。
また湿度がかなり高いため乾燥しにくく、美肌効果が期待できるのもスチームサウナの特徴です。
塩サウナ、薬草サウナなどバリエーションが多く、室温が低いため高温のドライサウナが苦手な方も利用しやすいです。
冷凍サウナ マイナス5~-25℃
ちょっと変わり種ですが、室温を氷点下に設定した冷凍サウナも最近注目を集めています。
ほかのサウナと交互に入り、水風呂の代わりにクールダウン効果を得るのが冷凍サウナの特徴です。
サウナでやけどしないのはなぜ?
ここまでご紹介したように、一般的なサウナは40~100℃とかなり高温になりますが、やけどをしないのが不思議ですよね。
もし60~100℃の熱いお湯に身体を入れたら、すぐにやけどしてしまいますよね。
高温のサウナでやけどをしないのは、空気は熱伝導率が低く、ゆっくりと身体を温める特性を持っているためです。
また、サウナ内では普段より多くの汗をかくため、蒸発する際に気化熱を奪って皮膚の温度を下げてくれます。
ただし、100℃以上の高温サウナに入ったり、長時間ガマンし続けたりすると、やけどするリスクもあります。
何事もやりすぎは逆効果ですので、適切なサウナの入り方を覚えて実践しましょう。
〈関連コラム〉
サウナの効果的な入り方とは?時間・セット数・水分補給などポイントをチェック
気持ち良くととのえるサウナの温度を見つけるコツ
さまざまなサウナの種類から、ご自身にマッチして気持ち良くととのえる温度を見つけるコツをご紹介します。
サウナハットをかぶる
サウナ内では高い位置ほど温度が高くなるため、サウナハットをかぶって頭を熱から保護するのがおすすめです。
頭が熱いと体感温度が高くなりのぼせやすくなりますが、サウナハットで防止でき気持ち良くととのいやすくなります。
複数のサウナ室に入り比べる
高温・中温・低温など複数の温度のサウナ室がある施設に行き、いろいろ入り比べるとちょうどいい温度を見つけやすくなります。
最初は低い温度のサウナ室から入り、徐々に中温・高温のサウナも試してみるのがおすすめです。
座る場所で温度を調整する
サウナ室が1つしかない施設の場合は、座る場所で温度を調整してみるのも1つのアイデアです。
サウナ室のベンチは下段・中段・上段の順に温度が高くなります。
同じサウナ室でも上段と下段ではかなり温度が違うので、座り比べてみることでご自身に合う温度を見つけやすくなりますよ。
プライベートサウナで温度調整する
個室制のプライベートサウナの中には温度調整できる店舗もあり、自分に合う温度を見つけたい方におすすめです。
細かく温度設定できるプライベートサウナなら、何度か入り比べてちょうど良い温度を見つけることができます。
ただし、一般的なサウナ施設に比べると利用料金は高めなので、頻度が高いと負担が大きいのがデメリット。
寝サウナに入る
ベンチで横に慣れる寝サウナを試してみるのも、気持ち良くととのえる温度を見つけるアイデアです。
サウナ内で横になると、身体と頭の高さが同じになるため、過剰な熱さを感じにくく気持ち良く汗をかきやすくなります。
寝サウナができる場所は少ないですが、前述したプライベートサウナなら、横になれる広さの店舗が見つかるかもしれません。
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ちょうどいい温度で汗をかくなら家庭用サウナもおすすめ
サウナの温度を調整する方法はいくつかありますが、近くにちょうどいい店舗がなかったり、利用料金が負担になったりするケースも少なくありません。
そんなときは、体調や気分に合わせて自由に温度設定できる家庭用サウナを検討してみるのもおすすめです。
電気式ストーブの家庭用サウナならスイッチ1つで温度を変えられるため、理想の空間で気持ち良く汗を流すことができます。
例えば、秀建グループが開発した「SAUNAGE」は、好みの温度とラグジュアリーな空間で汗を流せるプライベートサウナです。
40~110℃で温度設定でき、オプションのボタン式ロウリュを使えば湿度も調整可能です。
広く取ったガラス面による開放的なデザイン、人間工学に基づいたベンチ形状など、リラックスしながら汗を流すための工夫も。
SAUNAGEのデザインや機能性を体感できるショールームもございますので、ぜひお気軽にご来場ください。
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