サウナ付き一戸建て購入4つの選択肢|価格やハードルは?
最近は多くの方がサウナの魅力に気づき、マイホーム購入のタイミングに合わせてサウナ付き一戸建てを検討することも増えています。
事実、サウナブームによってサウナ付き一戸建てを扱う住宅会社も増えており、一昔前より自宅サウナは実現しやすい環境になりつつあります。
しかしサウナ付き住宅はまだまだ少数派なので、価格やプランニングのハードルなど気になる部分も多いですよね。
今回はサウナ付き一戸建てで暮らすための選択肢をいくつかご紹介し、それぞれの価格やハードルなども掘り下げて解説していきます。
コラムのポイント
- 価格とハードル、クオリティのバランスを取ると、中古住宅にリノベーションでサウナを後付けするのがおすすめです。
- 「サウナ付き注文住宅」「中古住宅+サウナを後付け」の価格相場を比較検討してみましょう。
サウナ付き一戸建て購入の選択肢4つ
サウナ付きの一戸建てを購入する方法は、大きく分けて4つの選択肢が考えられます。
結論としては「④中古住宅にサウナを後付け」がおすすめですが、後悔しないようにほかの選択肢も含めて比較検討してみましょう。
①サウナ付き建売住宅
住宅会社がサウナを組み込んだ建売住宅を購入するのは、最もお手軽なサウナ付き一戸建て購入の選択肢です。手続きが終わればすぐに入居でき、サウナライフをスタートできるのは大きな魅力♪また実際に設置されたサウナや間取りを見て選べるのも、サウナ付き建売住宅のメリットです。
ただしサウナ付き建売住宅はまだ数が少なく、理想の物件を見つける難易度はかなり高いです。実際にポータルサイトなどでサウナ付き建売住宅を探すと、かなりエリアが限られるうえ件数もあまりありません。またユニットバスにミストサウナを設置した一戸建てを「サウナ付き住宅」と表記しているケースも多いようです。
これからサウナ付き住宅が一般的になれば増えてくる可能性はありますが、現時点ではあまり現実的な選択肢ではないかもしれません。
②サウナ付き注文住宅
1から間取りを設計できる注文住宅なら、サウナ付き一戸建てを実現できる可能性はグッと高くなりそうですよね。サウナ本体だけでなく、水風呂や外気浴スペースも含めた間取りなら、よりクオリティの高いととのい環境を構築できるでしょう。
ただし、サウナ付き注文住宅に対応できるハウスメーカーを探す難易度はかなり高いかも知れません。実際にインターネットで「サウナ付き注文住宅」と検索しても、ハウスメーカーの情報は少なく、コラムやブログが中心です。これは、サウナ付き注文住宅に力を入れている住宅会社がかなり少ないことを意味しています。
注文住宅のハウスメーカー選びは、予算・デザイン・性能・信頼性など見るべきポイントが多くかなり大変なことです。サウナに対応できるハウスメーカーで絞り込むとかなり数が減ってしまうため、理想の一社を見つけるのは難しいでしょう。
自由度の高い大手ハウスメーカーや設計事務所ならサウナにも柔軟に対応してくれる可能性は高いですが、その分建築費用もかなり多めにかかる可能性があります。サウナの本体価格と設置費用だけでなく、かなり多めの予算を見ておく必要があるかもしれません。
③サウナ付き中古住宅
前の持ち主がサウナを設置した中古住宅を購入するのも一つの選択肢です。建売住宅のように実物を内見して選ぶことができ、すぐに入居できるためお手軽度は高いです。さらに新築より資産価値が減少することで、リーズナブルな価格で購入しやすいのも大きなメリットになるでしょう。
ただし、日本ではサウナ付き住宅が一般的ではないためかなり数が限られ、住みたいエリアに良い物件が見つかるかは運しだい。またサウナ付き住宅は資金的に余裕のある方が建てているケースが多く、元の資産価値が高いため価格帯は高めの物件が多いです。
ちょうど良いエリアに理想的な物件が見つかれば、良い選択肢になるかもしれません。
④中古戸建てにサウナを後付け
ここ数年人気が高まっている全面リフォーム・リノベーションで、中古住宅にサウナを後付けするのも一つの選択肢です。
中古住宅リノベーションは、新築建売住宅・注文住宅より費用を抑えられることが多いのが最大の魅力。ベースとなる中古戸建て物件を上手に選べば、間取り自由度も高く理想のサウナレイアウトをつくれる可能性も高いです。
一般的な中古住宅ならどのエリアでも豊富に見つかるので、住む場所を選ばず理想のサウナ環境を構築できるのもgoodポイント。
難点としては、中古戸建ての選定からリノベーション計画まで少し時間が多めにかかることが挙げられます。ただし、急ぐ理由がなく、家づくりの時間そのものを楽しむことができる方にとって大きなデメリットではありません。
費用と難易度のバランスを考えると、かなりおすすめ度の高い選択肢です。
中古戸建てにサウナを後付けする方法3つ
中古住宅へサウナを後付けする方法もいくつか選択肢があります。代表的な3つのパターンを押さえておきましょう。
①室内に設置型サウナを置く
室内にボックスタイプの設置型サウナを置く方法は、費用と手間のハードルが一番低い選択肢です。間取り変更などをせず簡易的なリフォームで中古住宅に住む場合は、相性が良いでしょう。
ただし設置型サウナは簡易的な方法なので、こだわり派の方だと少し物足りない可能性もあります。なるべく費用を抑えて、サウナ付き一戸建てに住みたい方に向いている選択肢と言えるでしょう。
②屋外にサウナ小屋を置く
広めの庭がある中古住宅を選んで、屋外にサウナ小屋を置くのも一つの選択肢です。居住空間との兼ね合いを考えずに済むため、設置ハードルは低いです。
またバレルサウナ・ログサウナなど、本場フィンランドのような環境をつくれるのも屋外設置の魅力♪薪ストーブ・外気浴スペースで、本格的なサウナをつくりたい方にもおすすめ。
ただし屋外である以上、プライバシー確保やメンテナンスが課題になります。広めの土地でフェンスや生垣などを設置でき、塗装などのメンテナンスもご自身でできる方に向いている選択肢です。
③室内にサウナを組み込む
リノベーション前提で中古戸建てを購入するなら、間取り変更で室内にサウナを組み込む方法もあります。室内なのでプライバシーや天候を気にせず使えて、本格的なサウナもつくれるのが組み込みタイプのメリット。
元々リノベーションする予定なら、費用負担もそれほど大きくありません。中古戸建てにサウナを後付けするなら、積極的に検討したい選択肢です。
サウナ付き一戸建てと中古戸建て後付けの価格相場を比較
最後に、サウナ付きの新築注文住宅、中古戸建てリノベーションでサウナを後付けする2パターンの価格を予想して比較してみましょう。
※新築注文住宅と中古戸建ての平均価格
- 土地付注文住宅 4,455万円(8㎡)
- 中古戸建て 2,614万円(1㎡)
出典:フラット35利用者調査
2021年のフラット35利用者調査によると、土地付き注文住宅と中古戸建ての全国平均価格は上記の通りです。
注文住宅にサウナを追加する費用は、300万円前後が目安と言われています。中古戸建てをフルリノベーションで新築同様に仕上げる費用は1,000万円前後が目安、サウナを追加するならやはり300万円前後必要になるでしょう。
※サウナ付き注文住宅と中古住宅にサウナ後付けの価格相場
- サウナ付き注文住宅 4,755万円
- 中古住宅+サウナ後付け 3,914万円
平均価格と費用相場から考えると、サウナ付き注文住宅より中古住宅にサウナを後付けの方が841万円ほど安くなりました。さらにベースとなる中古住宅を上手に選べば、費用をもっと抑えられる可能性もあります。
まとめ
夢のサウナ付き一戸建て暮らしを叶える方法は複数ありますが、価格とクオリティのバランスを考えるなら中古住宅にサウナを後付けするのがおすすめです。
新築住宅より費用を抑えつつ、店舗のようなととのい方ができる本格的なサウナを構築することも可能です。
例えば秀建グループが自社開発した「SAUNAGE(サウナージュ)」は、戸建て住宅に組み込み可能な本格プライベートサウナです。
開放感のあるデザイン、オプションでロウリュも追加できる機能性など、本気のととのい環境を目指す方にも応えられる家庭用サウナになっています。
リノベーション専門店のSHUKEN Reが、中古物件探しからサウナを含めたリノベーション計画・施工までトータルサポートも可能です。
東京渋谷区に実物をご覧いただけるショールームもございますので、ぜひお気軽にご予約・ご来店ください。
SAUNAGE SHOWROOM
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-5-1 howzlife 1F