家庭用サウナメーカーは国産と海外どちらがおすすめ?比較検討や選び方のポイントを解説

家庭用サウナメーカーは国産と海外どちらがおすすめ?比較検討や選び方のポイントを解説

家庭用サウナを自宅に導入したいと考えたとき、最初に悩むのが「どのメーカーを選べばいいのか」という点ではないでしょうか。

最近は、日本の住宅事情に合わせて設計された国産メーカー、デザイン性や多機能性に優れた海外メーカーなど数多くの家庭用サウナが販売されています。

しかし、価格や機能だけでなく、木材の耐久性や日本の高温多湿な気候への適応性、さらには設置後のサポート体制まで考慮しなければ、長く快適に使える家庭用サウナ選びは難しいものです。

この記事では、家庭用サウナメーカーを「国産」と「海外」で比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントを整理します。

これから家庭用サウナを検討する方が、後悔のない選択をするために必要な情報をまとめました。

 


コラムのポイント

  • 国産メーカーは日本の住宅事情に合わせた設計、国産材による耐久性、充実したサポート体制などが特徴です。
  • 海外メーカーはデザイン性や価格帯の広さが魅力ですが、高温多湿な日本の気候による木材の劣化、部品調達や修理の難易度といった点に注意が必要です。
  • 家庭用サウナメーカーを比較するときにチェックすべき、価格・クオリティ・サイズ・木材の種類などのポイントを覚えておきましょう。

 

家庭用サウナメーカー選びの難しさ

国産メーカーの家庭用サウナ

近年のサウナブームにより、自宅で楽しめる家庭用サウナを扱うメーカーもかなり増えています。

国産・海外を含め多くのメーカーが家庭用サウナに参入し、選択肢は一気に増えました。

価格帯も幅広く、デザイン性が高く豊富な機能を備えた高価格帯の家庭用サウナから、シンプルな機能で価格を抑えたリーズナブルな製品も出回っています。

家庭用サウナを扱うメーカーが増えたことはメリットである反面、選ぶ難しさや失敗するリスクが高くなる点は注意すべきデメリットです。

例えば、格安家庭用サウナや海外製の木材を使った製品を選ぶと、機械の故障や木材のカビ・腐食などで長持ちしないといったトラブルのリスクが高くなります。

だからこそ、家庭用サウナを導入する際には、国産と海外メーカーの違いを理解し、比較検討することが重要です。

数多くのメーカーがある中で、特に多くの方が悩むのが「国産と海外、どちらを選ぶべきか」という点。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、次の章で詳しくチェックしていきましょう。

家庭用サウナ国産・海外メーカーの特徴を比較

家庭用サウナを扱うメーカーは多数ありますが、まずは国産・海外のどちらを選ぶかが重要なポイントです。

それぞれに特徴や注意点があり、どちらを選ぶかで満足度や耐久性などが変わります。

まずは国産・海外メーカーの違いについて比較してみましょう。

国産メーカーの特徴

国産メーカーの家庭用サウナ

家庭用サウナの国産メーカーは、日本の住宅事情や気候などを考慮した製品が多いのが特徴です。

日本は一戸建て・マンションなどの集合住宅どちらでも、設置スペースの確保が大きな課題になります。

国産メーカーの家庭用サウナは、日本の住宅事情に合わせて省スペースで設置できるようにコンパクトに設計されていることが多いです。

また、サウナの内装やベンチなどに、日本の気候に適した木材を使っている製品が多いのも国産メーカーの特徴。

ヒノキやスギなど国産の木材は高温多湿な日本の気候に適しているため耐久性が期待でき、天然木ならではの香りの良さも楽しめます。

また、国産メーカーはアフターサポートが充実している傾向があるのも大きなメリットです。

修理や部品交換がスムーズな国産メーカーなら、家庭用サウナを長く安心して使うことができます。

海外メーカーの特徴

海外メーカーの家庭用サウナ

近年は、日本国内でも海外メーカーが製造・販売する家庭用サウナを店舗や通販などで購入しやすい状況になっています。

海外メーカーの家庭用サウナも、デザイン性や機能性、価格帯などは幅広い傾向があります。

サウナ文化発祥の地である北欧メーカーの家庭用サウナは、洗練されたデザインや高級感のある仕上げの製品が多いのが特徴。

ただし、敷地や延床面積が広い海外の住宅事情に合わせて設計された家庭用サウナは、日本の住宅には大きすぎるケースも。

また、インターネット通販などでは、国産メーカーより安い海外製の家庭用サウナも数多く見られます。

一般的な相場より安く購入できる格安モデルは魅力的ですが、品質が低い木材を使っている場合劣化が早まるリスクもあります。

北欧や北米などの木材を使用している場合、日本の高温多湿環境では劣化が早まる可能性も。

また、海外メーカーによってはサポート体制が充実していないケースもあり、将来日本市場から撤退してしまうリスクも考えられます。

ストーブの故障や木材の劣化などで修理が必要なときに、問い合わせや部材の調達に時間がかかり、輸入コストが発生するのも注意すべきリスクです。

家庭用サウナメーカー選びのポイント

家庭用サウナ

家庭用サウナを選ぶ際には、単に「国産か海外か」という分類だけでなく、いくつかの観点から比較検討することが大切です。

価格やデザインだけで決めてしまうと、設置後に「想像以上に維持費がかかる」「サイズが合わない」「サポートが不十分だった」といった後悔につながるケースもあります。

ここでは、失敗を避けるために押さえておきたい比較ポイントを整理します。

価格とパフォーマンスのバランス

家庭用サウナ選びでは、初期費用だけでなく使い勝手やデザイン性なども含めて総合的に判断することが大切です。

例えば、価格帯が安いメーカーの家庭用サウナを選ぶと、断熱性が低かったり、電気式ストーブの容量が低かったりして、室内が暖まるまで時間がかかるケースもあります。

なるべく200Vの電気式ストーブを採用しているサウナメーカーを選び、ロウリュなどの機能性もチェックしましょう。

また、コンパクトなボックス型のサウナは価格が安く設置しやすい傾向がありますが、圧迫感があり気持ち良くととのえない可能性もあります。

室内の広さやガラス面からの景色など、実際の使い心地も含めてメーカーや製品を比較検討してみましょう。

〈関連コラム〉

電気式サウナストーブはロウリュタイプがおすすめ|選び方や注意点を解説

サイズやレイアウトのバリエーション

家庭用サウナメーカーを比較するときは、製品のサイズや出入り口などレイアウトのバリエーションも要チェックポイントです。

サイズの大きな家庭用サウナは広々とした室内空間が魅力ですが、日本の住宅だと設置スペースを確保できないケースもあります。

また、ドアの向きなどレイアウトのバリエーションが少ないと、間取りに合わせて使いやすい設置が難しいケースも。

ご自宅に置けるサイズを扱っているか、間取りに合わせたレイアウトがあるかなど、実際に家庭用サウナを設置することを想定してチェックしましょう。

アフターサポート

安心して長く家庭用サウナを使うためには、自社製造でアフターサポートが充実しているメーカーを選ぶのが理想的です。

例えば、海外製品などを輸入販売している場合、故障時の対応などサポート体制が悪くいざというときに困るリスクがあります。

家庭用サウナは長く使う設備ですから、なるべく自社製造していて故障や修理などにスピーディーに対応できるメーカーを選びましょう。

木材の種類や耐久性

国産・海外メーカーの特徴でも触れましたが、家庭用サウナに使われている木材の種類や耐久性は特にチェックすべき重要なポイントです。

一般的な家庭用サウナに使われることが多い木材を一覧で比較してみましょう。

 

木材の種類 主な産地 特徴
ヒノキ 日本 高級感のある木目と香りを楽しめる。耐湿性に優れ日本の気候に合っているため耐久性も期待できる。
スギ 日本 軽く柔らかい木質で肌触りが良い。熱伝導性が低く熱くなりにくい。
パイン 北欧 明るい色合いでデザイン性が高く価格も比較的安い。湿気に弱く劣化が早い。
ヘムロック カナダ 均一な木目で落ち着いた印象。反りや割れが少なく安定性があるが香りはあまり楽しめない。
アスペン 北欧 白っぽく清潔感のある色合い。低刺激でアレルギーが出にくいが耐久性はやや劣る。

 

上記のように、木材の種類によって香りや肌触り、耐久性などが変わります。

北欧をはじめとする海外産の木材にも魅力はありますが、高温多湿な夏がある日本では、ヒノキやスギなど国産材を使うのが理想的です。

日本の気候に適していない木材を使うと、カビが生えたり劣化が早まったりするリスクがあるためです。

家庭用サウナメーカーを比較するときは、必ずどの木材を使用しているのかチェックしましょう。

〈関連コラム〉

家庭用サウナのカビ対策やメンテナンス方法|原因と正しい清掃方法

国産メーカーのプライベートサウナ「SAUNAGE」を紹介

ここまで見てきた家庭用サウナ選びのポイントをクリアしている、国産メーカー秀建グループが開発した「SAUNAGE」をご紹介します。

 

趣味としての自宅サウナ

SAUNAGEは秀建グループの国内家具工場で、職人の手仕事により1つずつ仕上げる高品質な家庭用サウナです。

 

国産メーカーの家庭用サウナのヒノキ内装材

内装材でメインに使用している国産ヒノキ材は、天然木ならではの香りを楽しむことができ、耐久性にも優れています。

また、室内全体に熱伝導率が低い素材を選定しているため、サウナ特有の高温環境下でも肌に暑さを感じにくく、リラックスできる設計です。

 

本格的にととのえる屋内サウナ

広いガラス面や人間工学に基づいたベンチ形状など、ラグジュアリーなデザイン性や機能性にもしっかりこだわっています。

 

SAUNAGの温度調整パネル

40~110℃の温度設定、オプションのボタン式ロウリュやBluetoothスピーカーなど、お好みに合わせた使い勝手もサ活を充実させてくれます。

ご自宅への設置プラン作成や施工も秀建グループが一貫してトータルサポート。

SAUNAGEを実際にご覧いただけるショールームもございますので、ぜひお気軽にご相談ください。

SAUNAGE HOME 展示

〒107-0061 東京都港区北青山2-10-17 SOHO北青山104

▼SAUNAGE HOME 展示の詳細はこちら

 

 

監修者情報

SAUNAGE 編集部

SAUNAGE 編集部

プライベートサウナ「SAUNAGE」の製作・販売を行う秀建グループが発信するオウンドメディア。
サウナの設計・内装・施工に関する豊富な知識と経験をもとに、役立つ情報や最新のトレンドを皆様にお届けしています。