冬サウナはととのわない?水風呂や外気浴など入り方のポイントを解説

冬サウナはととのわない?水風呂や外気浴など入り方のポイントを解説

この記事では、冬でも快適にサウナを楽しむための基礎知識や、入り方のポイントを解説します。

「冬は寒すぎてサウナで整えないのでは?」と考える方が多いようです。

気温が低い冬は、水風呂や外気浴の冷たさや寒さを感じやすく、夏場のような爽快感を味わえないケースもあります。

しかし、水風呂や外気浴などの入り方に工夫すれば、冬でもサウナを楽しんでしっかりととのうことは可能です。

冬サウナには、冷え性や肩こりの緩和、免疫力アップなどさまざまなメリットや魅力があります。

季節を問わずサウナを楽しみたいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 


コラムのポイント

  • 冬でも水風呂や外気浴などの入り方に工夫をすれば、寒さを防いでしっかりととのうことができます。
  • 外気とサウナの寒暖差、身体の冷えなど、冬のサウナでととのいにくい原因と対策をチェックしましょう。
  • 冬も含めて1年中快適にサウナを楽しむなら、ご自宅に家庭用サウナを設置するのもおすすめです。

 

冬サウナの魅力やメリット

冬サウナの景色

気温が低くなる冬のサウナには、ほかの季節にはないさまざまな魅力やメリットがあります。

実際、サウナ発祥の地であるフィンランドでは、気温が氷点下になる厳しい冬でもサウナに入る習慣があります。

冬サウナがととのわないと言われる理由や対策を掘り下げる前に、まずはどんな魅力があるのかチェックしていきましょう。

血流アップによる冷え性対策

サウナに入ると血行が促進されて、身体の末端まで血液が届きやすくなることで冷え性の対策になるのがメリットです。

特に冬場は手足などの末端が冷えやすいですが、定期的にサウナに入ることで冷え性の改善効果が期待できます。

冬はウォーキングやスポーツで身体を温めるのが大変ですが、サウナなら寒さを感じずに冷え性対策が可能です。

筋肉がほぐれて肩こりや腰痛の改善が期待できる

サウナの温熱効果によって筋肉の緊張が和らぎ、肩こりや腰痛などの改善が期待できるのも魅力的なポイントです。

冬の寒さを感じると体温を維持するために血管が収縮して筋肉が緊張しやすく、老廃物が溜まって硬くなり、痛みの原因になることが多いです。

前述した血行促進効果も相まって、サウナに入ることで筋肉の緊張がほぐれ、肩や首のこり、腰痛などの緩和が期待できます。

〈関連コラム〉

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冬サウナがととのわないと言われる理由

冬サウナの水風呂と外気浴スペース

前述したように冬サウナにはさまざまな魅力やメリットがあるものの、ととのうのが難しいという意見も多いです。

具体的に、冬サウナがととのわないと言われている理由や原因について把握しておきましょう。

身体が冷えていて温まりにくい

冬は低い外気温に身体がさらされて冷え、サウナで温まりにくいため、ととのわないと感じる方が多くなります。

特に、寒さで筋肉が固まると血流が悪くなり、冷たい外気によって熱喪失量が増えるため身体が冷えやすいです。

体温が低い状態でサウナに入っても身体の芯から温まりにくく、ほかの季節と比べると気持ち良くととのいにくくなるのです。

気温が低く外気浴が寒すぎる

サウナで気持ち良くととのうためには外気浴が欠かせませんが、冬場は気温が低くなるため寒すぎてととのわないという意見も多いようです。

特に冬の夜間は気温が大幅に下がるため、サウナで十分身体を温めても寒さを感じやすくなります。

また、冬場は冷たい北風が吹くことも多く、外気浴でのととのいを妨げる原因になることも。

水風呂が冷たい

暑い夏場は気持ち良い水風呂ですが、冬場は冷たさを感じて気持ち良くととのえない原因になるケースがあります。

定期的にサウナに入って慣れている方でも、冬の水風呂の冷たさが苦痛になってしまう可能性も。

店舗の帰りに身体が冷えてしまう

せっかくサウナで身体を温めても、店舗から自宅への帰り道で冷えてしまうのも冬サウナでととのわないと感じる原因の1つです。

特に冬の夜は外気温が低いため、短い道のりでも身体が冷えやすくなり、サウナでととのった身体や気分がリセットされてしまうケースもあります。

冬サウナを楽しむための入り方のポイント

冬サウナを楽しむ女性

冬サウナでも寒さやつらさを感じず、楽しくととのうための入り方のポイントを押さえておきましょう。

まずは浴槽で身体を温めよう

冬場は外気で身体が冷えていることが多いため、サウナに入る前にまずは浴槽に浸かって身体をじっくり温めましょう。

あらかじめ浴槽で身体を温めることでサウナとの温度差が小さくなり、毛穴が開いて冬でもしっかり汗をかいてととのいやすくなります。

いきなり熱い浴槽に入るのではなく、ぬるめの温度でジワッと汗をかくぐらいに「湯通し」するイメージが理想的です。

冬でも水分補給はしっかりと

冬は発汗量が減るため喉が渇きにくいですが、サウナに入る前に水分をしっかり取ることも大切なポイントです。

サウナに1回入ると、300~500mlの水分が汗として失われると言われています。

冬場でも身体をしっかり温めると十分な汗が出るので、サウナに入る30分前を目安に水分補給をしておきましょう。

また、セット数に応じて、休憩時やサウナ後にも十分な量の水分を補給するのが気持ち良くととのうポイントです。

低温から身体を徐々に慣らす

冬は外気とサウナの寒暖差が大きくなるため、まずは低温から身体を少しずつ慣らすことも重要です。

身体がしっかり温まっていない状態でいきなり高温の上段に座ると、つらさを感じたり熱中症になったりするリスクが高くなります。

なるべくストーブから遠く低い場所からスタートして、身体の温まり具合や発汗量に合わせて座る場所と温度を調整してみましょう。

1セットは短めに

身体が冷えているからといって、無理にサウナ室に長時間入るのは避けましょう。

長時間ガマンして無理やり汗をかくと、ととのうどころかかえって身体が疲れたり、熱中症のようなダメージを受けたりするリスクがあります。

特に最初の1セットは無理をせず、5~6分前後を目安にジワッと汗をかいたら休憩をするのがおすすめです。

水風呂は無理に入らない

冬場の水風呂は寒さを感じることが多いため、無理に入らず状況によってシャワーやかけ湯などに切り替えましょう。

いつもと同じ水温の水風呂でも、冬は外気温の低さや精神的な要因でいつもより寒さを感じるケースが多いです。

もし水風呂に入る場合でも、長時間浸からずにサッと肌を引き締めるイメージに留めると、冬場でもととのいやすくなります。

寒い日は外気浴ではなく室内でゆっくり休憩する

気温が低い冬の早朝や夜間、風が強いときなど、特に寒い日は無理に外気浴をするのではなく室内でゆっくり休憩するのも冬サウナでととのうコツです。

外が寒すぎると身体が一気に冷えてしまい、ととのった感覚を得る前に寒くなってしまうことが多いです。

無理に外気浴をせず、室内のベンチも寒さに合わせて使い分けましょう。

外気浴は身体を拭いて気化熱を防ぐ

比較的気温が高い冬の日中などに外気浴をする場合は、身体をタオルでしっかり拭いて気化熱による寒さを防ぎましょう。

身体が濡れていると気化熱でどんどん身体の熱が奪われ、ととのう前に冷え切ってしまいます。

タオルで身体を拭いてなるべく乾いた状態にすることで、気温が低い冬場でも外気浴を気持ち良く楽しみやすくなります。

冬も楽しむなら家庭用サウナもおすすめ

組み込み型サウナ付き注文住宅

今回ご紹介したように、寒い冬場でも工夫次第でサウナをしっかり楽しみ、ととのうことができます。

しかし、店舗から自宅までの帰り道に冷えてしまうのは防ぐのが難しいため、本格的に冬サウナを楽しむなら家庭用サウナを検討するのもおすすめです。

自宅にサウナがあれば、いつでも好きなときに入ることができ、室内のととのいスペースなら外が寒くても毎日同じようにととのうことが可能です。

サウナでととのったら、身体が温かい状態ですぐ寝室に行き気持ち良く就寝できるのも魅力的なポイント。

 

趣味としての自宅サウナ

一年中楽しめる家庭用サウナをご検討の際は、秀建グループが開発した「SAUNAGE」をご検討ください。

 

本格的にととのえる屋内サウナ

人間工学に基づいたリラックスできるベンチ形状、40~110℃まで調整できるストーブの採用など、冬も含めて通年サウナを楽しめる仕様になっています。

SAUNAGEの実物をご覧いただけるショールームもございますので、ぜひお気軽にご相談ください。

SAUNAGE HOME 展示

〒107-0061 東京都港区北青山2-10-17 SOHO北青山104

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監修者情報

SAUNAGE 編集部

SAUNAGE 編集部

プライベートサウナ「SAUNAGE」の製作・販売を行う秀建グループが発信するオウンドメディア。
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