サウナのあまみとは?出やすい人や消えない場合について解説
サウナファンの間で語られることが多い「あまみ」という言葉をご存じでしょうか。
あまみはサウナに入った後に身体に表れる赤い斑点のことで、初めて見るとビックリする方も多いようです。
あまみは人によって出やすい、出ないケースがあり、身体の変化に不安を覚える方も少なくありません。
そこでこの記事では、サウナであまみが出る仕組みや身体への影響など、気になるポイントについて詳しく解説します。
気持ち良く汗をかき、サウナの効果を高めるためのヒントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
コラムのポイント
- あまみとはサウナに入った後身体に出る赤い斑点のことで、基本的に悪影響を及ぼすものではありません。
- 人によってあまみが出やすい・出にくいケースがあり、身体に残る期間もケースバイケースです。
- あまみはサウナの効果が出ている証として知られていますが、入りすぎや脱水症状などには注意する必要があります。
サウナのあまみとは?
まずは、サウナによるあまみの意味や、身体に表れる仕組みや理由についてチェックしていきましょう。
あまみ=皮膚に出る赤い斑点のこと
最近サウナ用語として知られるようになった「あまみ」は、腕や足などの皮膚に赤い斑点が出る現象のことを指します。
あまみは富山県の方言で、冷えた身体を焚火やストーブで温めるとき、皮膚にできた赤い斑点のことを呼んだのが起源と言われています。
サウナも熱い室内で身体を温めるため、本来の言葉の意味と似ていますね。
サウナであまみが出る理由
サウナに入ると肌にあまみが出る理由は、温かい室内と冷たい水風呂の温度差(温冷交代浴)による身体の反応です。
高温のサウナ室で温まった後に水風呂で急激に冷やされると、身体は元の体温に戻そうとする働きをします。
普段閉じている血管がつながって体温を上昇させようとして、肌の熱を持った部分と冷えた部分の温度差が生まれます。
肌の熱を持った部分は赤く見え、冷えた部分は白くなることで、斑点のように見えるのです。
あまみは体に悪い?出ても大丈夫?
サウナであまみが出ると見た目に大きな変化が起こるため、身体に悪いのではないかと心配する方も多いようです。
あまみが出ても基本的には問題ない
あまみはサウナと水風呂の温度差によって身体が正常に機能している証なので、肌に出ても基本的には問題ありません。
サウナ好きの間では、あまみが出ている状態は、しっかり効果を得られている証だと言われています。
実際、あまみが出ているときは血流が促進されている状態なので、サウナによるさまざまな効果が期待できます。
サウナに入り慣れている方の中には、あまみの出かたを見て体調を判断したり、分数やセット数を調整したりすることもあるようです。
ただし、サウナの入りすぎで身体に負担がかかり、肌に斑点が出るケースもあるため、急激な体調の変化を感じたときなどは注意が必要です。
こちらのコラムで、サウナに入るのをやめた方がいい人・状況の特徴をまとめていますので、参考にしてください。
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あまみを出す必要はない
あまみは「いいサウナの入り方をした証」と言われることもありますが、無理に出す必要はありません。
あまみが出やすい人もいれば、出ない人もいるため、肌に変化が無くてもサウナの効果は十分得ることができます。
無理にあまみを出そうとして長くサウナ室に入ったり、むやみにセット数を増やしたりすると、かえって身体に負担がかかるリスクも考えられます。
あまみはあくまでサウナによるサインの1つと考え、身体に負担をかけない入り方を心がけるのがリラックス効果や疲労回復効果を高めるコツです。
こちらのコラムで、サウナの入りすぎを防ぎ、効果を高めるポイントについて詳しく解説しています。
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水分補給や休憩はしっかり取ろう
肌にあまみが出ている状態は、汗をたっぷりかいて効果を得られているという表れですから、定期的な水分補給や休憩をしっかり取ることも大切です。
1回のサウナで300~400mlの水分が出ると言われていて、あまみが出ているときは水分補給が必要な可能性が高いです。
あまみ自体は危険ではありませんが、水分補給を怠って何度もサウナに入ると、脱水症状になるリスクがあります。
また、外気浴や休憩を取らずにサウナを繰り返したり、長時間ガマンしたりするのも身体に負担がかかる原因になります。
あまみの有無にかかわらず、サウナの基本的な入り方をチェックして、ご自身の身体や体調に合うペースをつかむことが大切です。
こちらのコラムで、サウナの効果的な入り方や水分補給などのポイントについて詳しく解説しています。
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あまみが消えない、出さない方法はある?
前述したようにあまみは基本的に悪いものではありませんが、手や足に出て消えないと、半そで・半ズボンなどを履いた時に恥ずかしいと感じる方も居るようです。
あまみは血管の収縮や血流によって起こるものなので、一般的には10~30分程度で消えることが多いです。
しかし、体質によってはあまみがなかなか消えないケースもあり、サウナを出て帰宅するときに目立ってしまう可能性もあります。
あまみが過剰に出るのを防ぐためには、無理に長時間サウナに入ったり、休憩をせずセット数を繰り返したりするのを避けるのが良いでしょう。
高温サウナを控えて、60~80℃前後の控えめで汗をかくのも効果的です。
またあまみが長時間消えなかったり、かゆみや痛みを伴なったりする場合は、血管炎などのトラブルのサインが出ている可能性もあります。
赤い斑点が紫色になったり、長期間消えなかったりする場合は、医師に相談しましょう。
効果を高めるなら家庭用サウナもおすすめ
ここまでご紹介してきたように、あまみはサウナによって身体が正常に反応している証で、過剰に心配する必要はありません。
あまみが出る・出ないに関わらず、身体に負担をかけずにじっくり汗をかくのが、サウナ効果を高めるコツです。
また、あまみが肌に出るのが気になる方や、身体への負担が心配な方は、温度や入り方を自由に調整できる家庭用サウナを検討するのもおすすめです。
家庭用サウナはいつでも好きなときに入ることができ、その日の体調や気分に合わせて温度も自由に設定できます。
店舗で料金を払うとつい何度もサウナに入ってしまうこともありますが、自宅なら汗のかきかたやあまみの出かたに合わせて切り上げることも可能です。
身体への負担を調整しやすく、行き帰りの時間や毎回の料金もかからないため、毎日サウナに入りたい方にもおすすめ。
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