宿泊施設のサウナ施工方法|注意点や業者選びのポイント
サウナ人気が続くなか、ホテルや旅館などの宿泊施設にサウナを導入して集客力を高める事例が増えています。
宿泊施設の選択基準として、サウナの有無やクオリティが大きな決め手になることも多く、導入するメリットは大きいです。
しかし、サウナの設置には公衆浴場法をはじめとする法令を遵守する必要があり、スペースの確保や施工方法の難易度も高いです。
そこで今回は、既存の店舗や宿泊施設へのサウナ施工方法、検討時の注意点、そして施工業者の選び方について詳しく解説します。
- 法規制の遵守が必要: サウナ設置には公衆浴場法、消防法、建築基準法などの法令遵守が必須であり、自治体ごとに条例が異なるケースもあるため、確認する際は注意が必要です。
- 適切な施工業者の選定: サウナ施工の実績が豊富な会社と連携し、安易なコストダウンを避け、耐久性や安全性を確保することが重要です。
- クオリティの高いサウナ設置: 宿泊施設のターゲットユーザーに合わせた、クオリティの高いサウナを設置することで、集客効果の最大化が期待できます。
店舗・宿泊施設のサウナ施工方法
既存の宿泊施設にサウナを導入する方法は、大きく分けて屋外と屋内の2パターンがあります。
さらに細かく分類すると、以下の4つの施工方法が考えられ、それぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれの特徴を理解し、資金や施設全体のバランスを考慮することが重要です。
屋外にサウナを設置する
屋外にサウナ小屋やバレルサウナを設置する方法は、導入が比較的容易であることがメリットです。
敷地や屋上スペースなどに余裕があれば、サウナ本体を購入して組み立てるだけで設置できます。薪ストーブなどを使用して、本格的なサウナ環境を構築しやすいのも魅力です。
敷地内に湖や川があれば、水風呂の代わりに利用することで集客の大きな目玉になります。また、屋外なら水風呂も設置しやすいです。
ただし屋外設置型のサウナは、天気や季節、プライバシー性、メンテナンス性などを考慮する必要があります。
また、定期的な塗装などのメンテナンスが求められる点も、屋外サウナのデメリットです。
敷地内にサウナ棟を新設する
敷地に余裕があれば、新たにサウナ棟を建設する方法も考えられます。
1からサウナのレイアウトやコンセプトを考えられるため、クオリティが高く魅力的な施設をつくりやすいです。
ただし、建設費用がかかるため、資金調達のハードルが高くなります。
屋内に共用サウナをつくる
昨今のサウナブームを受けて、スーパー銭湯や大浴場のような形式の共用サウナを導入する宿泊施設が増えています。
複数人で利用できる大型の共用サウナは、施設の目玉になり、集客力を高めてくれる可能性が高いです。
また、宿泊施設はもちろん、ゴルフ場やジムなどの店舗にも共用サウナを設置する事例が増えています。
さらに、コインランドリーにサウナを設置して、待ち時間に利用できるようにした事例もあります。
広さが十分なサウナなら、人気の熱波師を招いてイベントを開催するなど、集客のアイデアも広がるでしょう。
ただし、大型の共用サウナをつくるには一定のスペースと資金が必要で、導入のハードルが高いです。
使用頻度の低い宴会場などの広いスペースがあれば、共用サウナに改装するメリットは大きいでしょう。
屋内に個室サウナをつくる
最近では、個室サウナ付きの宿泊施設も増えてきました。
客室に個室サウナを設置することで、稼働率や収益性の向上が期待できます。カップルやご家族での利用が可能で、共用サウナと差別化できる点も個室サウナのメリットです。
また、個室サウナは共用サウナよりも設置スペースや資金のハードルが低く、導入しやすい点も魅力です。最初は数室のみ導入し、需要が高ければほかの客室にも展開することができます。
ただし、客室の広さに余裕がない場合、個室サウナの導入は難しいかもしれません。2部屋をつなげて設置する場合、客室数が減るため、宿泊料金の設定で収益性を確保する必要があります。
また、電話ボックスのような狭いサウナは圧迫感があり、集客につながらない可能性があります。そのため、開放感やデザイン性に優れ、客室の魅力を高める個室サウナを導入することが重要です。
宿泊施設のサウナ導入時の注意点
宿泊施設にサウナを導入する際には、いくつかの重要なポイントをおさえる必要があります。
法規制の確認やコストダウンによるリスク回避、サウナのクオリティ維持などのポイントがあるため、ここで確認しておきましょう。
法規制を確認する
サウナ施設の設置には複数の法令が関係しているため、計画段階からの確認と事前協議が欠かせません。
- 公衆浴場法
- 消防法
- 建築基準法
宿泊施設にサウナを導入する場合、上記のような法令に則り、設計・施工を行う必要があります。
また、施工方法によって基準が異なり、自治体ごとに条例が違うケースが多い点にも考慮する必要があります。
そのため、サウナの施工方法に詳しい会社と連携し、保健所や消防署と事前に協議することが大切です。
安易なコストダウンは避ける
どのような施工方法でもサウナづくりにはある程度の費用がかかりますが、安易なコストダウンにはリスクが伴うため注意が必要です。
例えば、安価な木材をベンチや内装に使用すると、すぐにカビや割れが発生してしまう可能性があります。これにより補修費用が発生するだけでなく、工事中はサウナを利用できないため、大きな機会損失につながります。
耐久性や安全性を確保した上でコストダウンを図るためには、サウナ施工の実績が豊富な会社に相談することが大切です。
サウナのクオリティにこだわる
せっかくサウナを導入しても、一般的なスーパー銭湯や家庭用サウナと同じようなクオリティでは、集客は期待できません。
例えば、客室の空きスペースにボックスサウナを設置するだけでは、目の肥えたユーザーには物足りなく感じられ、選んでもらえない可能性が高いです。
したがって、旅館やホテルのターゲットユーザーに合わせた、クオリティの高いサウナを設置することが成功の鍵となります。
宿泊施設にピッタリなプライベートサウナを紹介
これまでご紹介してきたように、宿泊施設へのサウナ導入は大きな集客効果が期待できる一方で、費用や設置スペース、クオリティなどの高いハードルがあります。
大浴場にサウナを設置するのが難しい場合は、客室への個室サウナ導入を検討するのがおすすめです。
例えば、秀建グループが開発した「SAUNAGE(サウナージュ)」は、ラグジュアリーなデザイン性と優れた発汗性能で、客室の魅力を一層高めることが可能です。
また、ホテルや旅館に事業用として設置できる、プロフェッショナル仕様もラインナップされています。
さらに、サウナの周辺環境を含めたトータルデザインやレイアウト、豊富なカスタマイズオプションもご提供しております。
「SAUNAGE」はガラス面を多く取り入れ、開放感と高いデザイン性を両立しました。国産ヒノキ材を使用したラグジュアリーな内装は、さまざまな空間に調和します。
人間工学に基づいた設計により長時間の利用でも快適に過ごせるベッドや、ボタンひとつでロウリュできるボタン式ロウリュなど、充実したオプション機能が特徴です。
「SAUNAGE」のデザイン性や設置イメージを実際にご覧いただけるショールームもご用意しておりますので、ぜひお気軽にお越しください。
さらに、「SAUNAGE PRO」は関連法規の確認や行政機関への各種申請をサポートいたします。設計から施工、申請手続きまでワンストップで対応できるため、安心して導入いただけます。
宿泊施設の魅力を高め、ゲストに特別なサウナ体験をご提供するために、ぜひ「SAUNAGE PRO」をご検討ください。
SAUNAGE PRO 展示
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