フィンランド式サウナを自宅につくる方法は?メリットやおすすめ製品を紹介

フィンランド式サウナを自宅につくる方法は?メリットやおすすめ製品を紹介 (2)

心身が「ととのう」サウナの気持ち良さに魅せられ、本格的なフィンランド式サウナを自宅につくる方が増えています。

日本のサウナ店舗では高温でカラッと汗をかくドライサウナや60℃前後のミストサウナなどが主流で、フィンランド式サウナを体験できる場所は少数派です。

もちろん日本のドライサウナも気持ち良いものですが、フィンランド式の「ロウリュ」を自宅で毎日楽しめたら素敵ですよね♪

今回はフィンランド式サウナの基礎知識から、ご自宅で実現するための方法を詳しく解説します。後半で本格的なフィンランド式ロウリュを楽しめるプライベートサウナ製品も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


コラムのポイント

  • フィンランド式サウナは「ロウリュ」が特徴で、入り方も日本のサウナとは少し違います。
  • ロウリュできるストーブの選び方、本場フィンランドのようにサウナを楽しむためのポイントを解説します。

 

そもそもフィンランド式サウナとは?

フィンランド式サウナの内部

まずはフィンランド式サウナの基礎知識を押さえておきましょう。本場のサウナの楽しみ方や考え方を知ることは、クオリティの高いフィンランド式サウナづくりに役立つはずです。

「ロウリュ」がフィンランドサウナの特徴

サウナ発祥の地であるフィンランドにも「スモークサウナ」「アイスサウナ」などの種類がありますが、近年は「ロウリュサウナ」が主流となっています。

 

ロウリュの様子

ロウリュとはストーブで熱したサウナストーンに水をかけて、水蒸気を発生させて楽しむ方法です。水の替わりにアロマ水をサウナストーンにかけて、水蒸気の温度と湿度、香りを同時に楽しむことも多いようです。

最近は日本のサウナ施設でも、機械式のオートロウリュのほか、フィンランド式のように楽しめるセルフロウリュなどが増えてきました。

サウナストーンで発生させた蒸気をタオルで仰ぐ「アウフグース」も人気ですが、こちらはドイツ発祥でフィンランド式の入浴方法ではありません。フィンランド式はロウリュで発生した蒸気をじっくりと楽しむのが主流です。

日本のドライサウナとの違い

日本のドライサウナ

前述したように日本でもロウリュできるサウナが増えていますが、フィンランド式サウナとは温度設定や入り方が異なるケースも多いです。

日本のドライサウナは室温を80~90℃と高めに設定して、カラッと乾燥した熱さで汗をかくスタイルが主流です。一方ロウリュが基本となるフィンランド式サウナは60~80℃と低めの温度設定で、水蒸気によって湿度と温度を上げていく方式。それほど温度は高くないので負担を感じにくく、じっくりと汗をかいてリラックスできるのが特徴です。ロウリュによって温度と湿度も調整しやすいため、自分好みの楽しみ方をしやすいのもフィンランド式ならでは。

しっかりと体が温まったら、湖や水風呂で体をクールダウンするのは日本もフィンランドも共通。ただしフィンランドでは多くの家庭にサウナが設置されていて、日本のように「ととのう」のが目的ではなく、もっと身近な存在なのが大きな違いです。

 

自宅にフィンランド式サウナをつくるメリット

自宅のフィンランド式サウナ

前述したようなロウリュ可能なフィンランド式サウナを自宅につくることには、次のようなメリットがあります。

  • 自分のタイミングでロウリュできる
  • 好きな時間に自由な入り方ができる
  • 混雑せずリラックスできる

前述したように日本でもセルフロウリュできるサウナ施設はありますが、ほかの方が居ると自分の好みに調整できないケースも。しかし自宅のフィンランド式サウナなら、その日の体調や気分に合わせて自由にロウリュを楽しめるのです。

また自宅にサウナがあれば、営業時間や利用料金を気にせず、好きな時間に自由な入り方ができるのも大きなメリット♪

本場フィンランドでは決まった回数や時間を設けず、その日の気分で自由にサウナを楽しむスタイルが主流。水風呂に入らず、短い時間でサッと切り上げることもあるのだそうです。しかし店舗に行って利用料金を払うと、つい元を取りたくて何度もサウナと水風呂に入ってしまいますよね。

自宅サウナはいつでも・何度でも入り直せるので、その時の気分や体調に合わせたベストな楽しみ方ができます。週末やピークタイムの混雑もないので、本当の意味でフィンランド式サウナを楽しめる環境と言えるでしょう。

 

フィンランド式サウナを自宅で実現するポイント

サウナブームの現在、多くの家庭用サウナ製品がありますが、フィンランド式の楽しみ方をできるものは限られてきます。

自宅で本格的なフィンランド式サウナを実現するために必要となる3つのポイントを確認しましょう。

 

ロウリュできるストーブ

ロウリュできる電気式ストーブ

フィンランド式サウナをつくるための大前提になるのは、ロウリュできるストーブを選ぶことです。家庭用サウナで主流なのは設置ハードルが低い電気式ですが、ロウリュできるものとできないものが両方存在します。ロウリュできないストーブに水をかけると故障の原因になるので、必ず購入前に確認しましょう。

快適なサイズ感とデザイン

家庭用サウナにはさまざまなサイズやデザインがありますが、圧迫感がなく快適に利用できる製品を選ぶことも大切です。0.5畳前後の電話ボックスのようなサイズの家庭用サウナだとどうしても圧迫感を覚えやすく、フィンランドサウナのようにリラックスするのは難しくなります。

本格的なととのい環境を目指すなら、好きな体制を取れる室内空間、圧迫感のない視界やデザインの家庭用サウナを選ぶのがおすすめです。

水風呂と外気浴スペースを確保

本場フィンランドでもサウナ後の水風呂と外気浴は基本になりますので、サウナ室以外にそのスペースを確保する必要があります。たっぷり汗をかいた後に室内を長距離移動するのはいろいろ不都合があるため、できればサウナ室に近い場所に確保するのが理想的。

またベランダやお庭に外気浴スペースをつくる場合、外からの目線にもしっかり対処する必要があります。サウナのクオリティに大きく影響する部分なので、しっかりこだわってリラックスできる環境を構築しましょう。

自宅でフィンランド式ロウリュを楽しめるプライベートサウナ

最後に、ご自宅で本格的なフィンランド式サウナを検討する方におすすめの製品をご紹介します。

 

自宅用フィンランド式サウナ SAUNAGE サウナージュ

サウナの聖地「しきじ」のサウナトータルプロデューサー笹野美紀恵氏を監修に迎えた、ご自宅用プライベートサウナ「SAUNAGE(サウナージュ)」です。

大きなガラス面で圧迫感を軽減し、ご家庭で本場フィンランドのようなサウナ体験を味わうことができます。

 

フィンランド式自宅サウナの内部

人間工学に基づいた形状のベンチは体にフィットし、店舗では味わえない自分だけのサウナ空間を楽しめます。

 

フィンランド式サウナのロウリュボタン

オプションのボタン式ロウリュ、40~110℃に設定可能なストーブで、その日の気分に合わせて、フィンランド式・日本式の楽しみ方を切り替えることも可能です。

 

フィンランド式サウナの自宅設置図面

お部屋のレイアウトに合わせたバリエーションをご用意し、無理のない設置計画もご提案いたします。

 

リフォ-ムサウナのイメージ

リノベーション専門店のSHUKEN Reが、水風呂・ととのいスペースを含めたトータルコーディネートもお手伝いしております。ご自宅はもちろん、サウナを設置するための物件探しにもご対応いたしますので、何でもご相談ください。

 

▼SAUNAGE HOMEの詳細はこちら

 

サウナージュの恵比寿ショールーム

東京都渋谷区に「SAUNAGE(サウナージュ)」を体感できるショールームもご用意しました。実際の室内空間や質感、設置イメージなどもご確認いただけますので、ぜひお気軽にご活用ください。

SAUNAGE SHOWROOM

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-5-1 howzlife 1F

▼SAUNAGE SHOWROOMの詳細はこちら

監修者情報

SAUNAGE 編集部

SAUNAGE 編集部

プライベートサウナ「SAUNAGE」の製作・販売を行う秀建グループが発信するオウンドメディア。
サウナの設計・内装・施工に関する豊富な知識と経験をもとに、役立つ情報や最新のトレンドを皆様にお届けしています。